エアコンの不適正処理とは? これをリサイクル利権とせずなんというか

使用済みエアコンで不適切処理だそうです。
http://www.meti.go.jp/press/2018/07/20180705001/20180705001.html

適切かどうかはフロンがちゃんと処理されて余ったものを不法投棄がされなければ問題ないはずなんですが、「法的」にはいちいち余計な運搬のエネルギーをかけてまで、戻すところに戻さないといけないようです。

業務用エアコンなら大丈夫なのに、装置の大小以外に構成部品が同等の「家電」だとダメというのは法律の縛りだけってことです。これではリサイクル利権と言われても仕方のないことです。

エアコンの部品はというと銅やアルミが多く、これらは比較的高値です。しかも一緒に処理する配管配線まで含めると銅がもっと多くなります。

実際、きちんと許可を受けた廃棄物処理業者に持ち込むと、家庭用エアコン相当のエアコンで3000円ほどの原料買取代金がもらえることを考えれば、家電リサイクル法にそって持ち込んだ上で972円(大部分のメーカーの製品)の料金を払うという状況は異常としか言いようがありません。

この差額は誰の収入になるんでしょうか。日本は法治国家なので、法律で認められたことならどんなに中間法人が暴利をむさぼってもセーフで、環境にも何の問題もない処理を適正利益で行った場合はアウトなんです。

今回、指摘された業者のエアコン販売価格を見ると、“適正”とされる大手家電店よりも安値です。もしかしたら、法律どうりではないが、きちんとした処理をする廃棄物処理業者に渡して浮いた差額は購入者に還元していた可能性も高いです。

この件、ただの“悪いこと”にしてしまっていいんでしょうか。

 

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