食洗器は使い方次第で非常に便利だが、メリットデメリットをまとめ

食洗器との決別のような記事があり、たしかに食洗器があると不便なところがあります。家族がいて食事終わりののタイミングが合わないと食洗器があると本当にもやもやがたまります。そこで、現時点で自分が知りえた食洗器のメリットとデメリットを挙げてみました。

メリット

  • 洗わなくていい
  • 高温で洗浄するので洗浄力や消毒や殺菌という意味では有利
  • 洗剤も人体に触れないので、手と相性の悪い洗剤が使えて洗浄力を高められる
  • 食器の持ち手の裏側や、道具の柄など普段はあまり洗わないところもしっかり洗える
  • 洗浄しにくい形状のものの洗浄がラク。例えば、刃物、おろし金、ピーラーなど
  • 擦らないので食器が傷つかない
  • 水や洗剤や電気・ガスの消費量を抑えられる可能性がある

デメリット

  • 据え置きタイプだと邪魔
  • 家族がいる場合、食事終わりのタイミングが揃わないとうまく利用できない
  • 食洗器が使えないような食器があると面倒
  • 食洗器と相性が悪い食材を多用する人には使いづらい。特に卵
  • 食洗器に入りきらないモノもあると、食器洗いが2度手間になる可能性
  • 下水排水菅が詰まりやすい傾向がある
  • 経年でモーターやポンプの音が大きくなる
  • 一部メーカーでウォーターハンマー現象がひどい
  • ウォーターハンマー現象で、集合住宅では騒音問題に発展する可能性がある

多くの場合、食洗器をビルトインタイプにしておけば、邪魔などの問題はないため、デメリットがメリットを上回るのなら、使わなければ問題が解決します。

排水管が詰まりやすいというのは、配管洗浄系の人が、食洗器を使っていると台所の排水量が減るため詰まりが起きやすい傾向があるという発言をしていたからです。たしかにそういう傾向はありそうです。ただし、反対に高温の水を流すことによって配管内の油などを溶かすこともできそうで、使用頻度や配管の構造次第ということなのかもしれません。

また、件の記事のように、食事終わりがバラバラで食洗器を起動できるタイミングが来ないというようなこともあり、食洗器がなければイライラの種が減るため、そういうことがよくある場合、食洗器がなければ気持ちの健康が保たれるということになるのかもしれません。

ただし、音が大きいなどの問題は、ポンプなど経年劣化で音が大きくなるパーツがあるため、整備や買い替えでなんとかなる場合もあります。ただし、大がかりな整備や買い替えをするなら、食洗器と決別しようというのも納得です。ウォーターハンマーは厄介な問題で、水道管を痛めるだけでなく、集合住宅では騒音問題に発展します。過去、騒音に悩まされていましたが、某社製食洗器の給水パターンと、当時の音のタイミングがぴったりで、まさに食洗器の問題です。

さらに、食洗器の選択肢が少ないという問題も挙げられていました。ビルトインでは国内主要3社と海外ブランドを含めて選択肢は複数ありますが、据え置き型では、簡易的もの以外だとパナソニック一択です。パナソニックが悪いというわけではありませんが、ビルトインを見る限りではリンナイと比較して考えの足りない部分もあって競争があまり発生していない状況は残念なところです。

食洗器は使い方次第で非常に便利だが、メリットデメリットをまとめ” に対して2件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    数年前に20年以上使用した松下電器のビルトインからリンナイのビルトインにDIYでリプレイスしました。
    パナソニックも比較しましたが、決めてはフロントオープンでした。
    結果的には満足はしています。

    ただ、施工説明書を熟読するなど、下調べを念入りにしましたが、施工のしやすさについてはパナソニックに軍配が上がるかなという感じです。入れ替えの場合の寸法的制約や施工方法などがよく考えられています。
    リンナイは食器の収容能力はperfectですが、施工性は部品点数(ネジがとにかく多い)も多く、お世辞にも良いとは言えません。
    製品自体の作りについても(パナソニックの比較機種の作りはわかりませんが、取り外した松下のものと比べて)リンナイは華奢な感じでした。外装の薄鋼板の端部処理が雑という印象を受けます。素手で作業したのが悪いのですが、鋭利になっていて若干手を怪我しました。
    収容力UPのために寸法を切り詰めた結果施工性が犠牲になっている印象です。

    1. アバター画像 電気仕掛けの家 より:

      コメントありがとうございます。確かにパナのほうがネジが少ない感じですね。
      ただ、比較した2012年のリンナイと2019年のパナでは、ドアを引き出した剛性は2012年のリンナイのほうが上なんです。いっぱいに引き出すと左右にグラグラして隣の引き出しも同時に開くと当たります。
      化粧板押さえの淵にしてもリンナイのほうが上質仕上げ。ちなみにどちらも普及グレードです。
      残菜フィルターにしても、リンナイは洗浄終了後もあまり乾燥しない工夫がしてありますが、パナはカチカチに固まるので洗いにくいです。
      回転ノズルの干渉具合は最新のリンナイは改善されているので互角だと思いたいですが、2012年のリンナイは回転ノズルがすぐ当たって回らない状態で洗浄が進んでしまいますし、嵌め込み部分が摩耗してすぐ外れやすくなりました。水のオンオフによる配管のウォーターハンマーもひどかったです。反対に庫内の洗浄力はパナのほうが周辺部には水流が当たりにくい感じがします。

      年代で仕様は変わるのでなんとも言えないところですが、パナは成績優秀な人が高機能で作ってみたが自分で使ってみないで作った感じ、リンナイは気づかいがある人が作ってるが、製品としての仕上げの能力もまとめ上げもいまひとつ、という感じでしょうか。パナのこの傾向はすべてのジャンルの製品に共通している感じではあります。

      ですので両社一長一短。あとは三菱電機も入れてもっと競争があれば変わってくると思うんですが。現状ではパナにしておけば大きな間違いにはならない、となり、細かく選ぶが面倒だからパナにしておけ、となってしまうのが残念なところです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください