バルミューダの壊れたトースターが簡単になおるというので、実際に試してみた (その後の考察1)

バルミューダの壊れたトースターが簡単になおるというので、実際に試してみた (その後の考察)

動いてしまって、ちゃんとパンが焼けるようになったバルミューダのオーブントースター K01Eだが、もう少し内部を考察してみよう。

なぜ、こんな基板で焼損が多発(?)しているのに放置しているかがわからないが、それはともかく。隣のリレー基板がガラスエポキシ基板なのに対して、電源基板はベーク板。こんなに熱にさらされるのに大丈夫かという問題。

じゃあ、隣のガラスエポキシ基板を見てみると、これはほぼリレー基板のようで、本体の3つのヒーターをリレーで入り切りしている。3つというのは上、下のヒーターとスチームのヒーター。

リレーで入り切りするのはかまわないが、交流100Vを直接オンオフして電流値も大きい。しかも、おいしいトーストを実現するため、独自制御で入り切り回数はかなり多い。内部でスパークもするだろうから耐久性が不安だ。周囲のオーディオ機器などにもノイズが乗る可能性もある。ここはSSRにするべきなんじゃないだろうか。(もしかしたら、タイミングを計算して機械リレーなのにゼロクロスを実現しているならごめんなさい。リレー接点不具合を聞かないのでもしかしたら本当に実現している?)

そして、そもそも、コンセントに挿している間は5V電源はずっと供給されたまま。そんな機器は多数あるのだが、これは熱機器。ちょっとタイマーのつまみに触れるだけでヒーターがオンになってしまう可能性もある。安全のためにも手前に物理スイッチが欲しかったところだ。

その何かの拍子になりそうなのがスイッチ類。時間を設定するロータリーエンコーダーの回転でスタートするのだが、経年劣化で誤動作しやすいロータリーエンコーダーに依存していることになり、なおさら不安。

そのためか後継機のK05Aではロータリーエンコーダーのところに電源ボタンを付け、電源をオンしてからでないと調理がスタートしない。K01Eではロータリーエンコーダーが劣化したら勝手にヒーターがついてしまう可能性があるということになる。ただし、ネットを見る限り、ロータリーエンコーダー不良はK05Aのほうによく起こってるようだ。

しかも、このロータリーエンコーダーは前扉内にある。使い方を想像してもらえばわかるが、前扉は開いたときに入れようとした食材に水気があれば、誤ってこぼして水が入っていきそうなところ。ロータリーエンコーダーは一応覆われているが、湿気と高温が免れそうにないはないことになる。回路は完全に追い切れてないが、前扉内の基板にも制御のマイコンがありそうではある。

つづく

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください