震災から15年とホンダがEV方針変更と原油問題で思うこと(震災15年編)

2026年3月、2011年の震災から15年がたち、ホンダがEVの方針を大きく変更、原油問題もガソリンなどの大幅値上げが始まっていて、この1週間で社会が大きく変わったような気もしています。
震災から15年で忘れ去れたこと
震災から15年。すでに震災後に生まれた子供が高校生になり始めるころです。もうすぐ選挙権を持ち、社会人へと成長していきます。
災害時の備えとは、実際に災害を経験すると分かりますが、売られている災害グッズを揃えることではないことに気づきます。餓死するほどの食料難にはなりませんし、テレビやラジオを使って情報収集も必要ありません。
食料が必要になるのは、どちらかというと災害で不安な気持ちを落ち着かせることにあります。そこに、サバイバル色が強い食品はどうなのだろうという不安です。これは、実際に経験してみないと分からないことです。
同様にトイレなどの問題も、簡易トイレがあればいいという問題ではありません。本当に緊急ならそこらに穴を掘ってでもするでしょうし、少し余裕があれば簡易トイレではしたくなくなります。最低限の目隠しや、できれば個室が欲しくなります。昔と違って水分の支給は多くされるのでトイレの頻度も高くなりますので、災害用簡易トイレを買っただけでは役立たないかもしれません。
また、災害時のインフラの復旧順序は、電気は問題ないか真っ先に開通します。ガスや水道はそのあと、場合によっては数カ月です。ですので、災害用の電気の確保は都市部ではほぼ不要で、ガスや上下水道がない場合の想定をしておいたほうがいいでしょう。
テレビやラジオも同様です。情報がマクロすぎて役立ちません。県や市町村の情報も一部の話だったりして、実際に役立つかどうは別の問題です。結局は個別に確認するしかなく、ネットやSNSなどの情報から判断するしかないでしょう。世の中全体がどうなっているかの情報は、ある程度必要でも、それだけでは役立たないことを災害が起こるたびに、気づいているのではないでしょうか。
こういったことも、15年過ぎれば忘れられていきます。ネットで災害関連のキーワードを検索すれば、災害用品としてあまり役立ちそうにないものを買うようにすすめれます。そもそも、ネット検索の結果が「買うこと」ありきになって久しい世の中です。購買が発生しない情報は隅に追いやられ、災害対策とは、となったとき、役立つかどうかわからない災害グッズの購入に終始してしまうことになります。


