コンセントにおける中性線とアースや接地やGNDは違います、ほんとに注意して

ある商用媒体の記事で主幹ブレーカーの電力線の中性線(NとかW)を、グランド(接地という意味)としてあって驚きました。電位的には同じでも、絶対に兼用させてはだめで、同じものとして認識させると非常に危険です。

単相3線式(現代の普通の家)のコンセントの100Vの場合、通常は中性線と電圧線からとって100Vです。中性線は電力網側でアースされていますので電位的には0Vですが、接地やアースと兼用ではありません。正常に配線されたコンセントでは、刃を差し込む2つの穴があり長いほうが中性線、短いほうが電圧線です。余談ですが、スマートプラグでは電圧側を入り切りするようにするため、コンセント側の刃の幅も異なり逆に差し込めないようになっています。

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コンセントの電気における接地はあくまで接地であって、電気を逃したりするための保護、通常は電気が流れないものです。そして、常時流れることを想定したものになっていません。

一方の中性線は電圧線とセットになって電気が流れます。

単相3線式の場合は電圧線1(L1)と電圧線2(L2)があり、分岐ブレーカーによって部屋によってはL1とNで100V、L2とNで100V、L1とL2で200Vが取り出せます。L1とL2の負荷はだいたい同じになるように分配して配線します。

200Vしか使っていなかったり、L1とL2の電流が奇跡的に完全に同じになったりすれば中性線には電気は流れませんが、そんなことはありえないため、そのバランス具合によって中性線に電気が流れます。例えば、家の中で100Vの電灯がひとつだけ付いている状態ならばL1かL2のどちらかとNに電流が流れます。

また、L1を100V、L2をマイナス100Vとするのも誤りです。常に電圧と向きが変化している交流ですから。交流のある瞬間だけ見ればL1に100V、L2に-100Vになるため言わんとしてることはわかりますが、ここを適当に表現してしまうのは大事故のもとです。

そして、中性線と接続せずに電圧線と接地だけで電気を取ろうとしても中性線と家の接地は結合していないので電気はとれません。ごくわずかな電流なら取れてしまうかもしれませんが、それはまさに「漏電」状態なので、規定電流以上なら漏電ブレーカーがすぐ落ちます。

なお、オーディオのアンプ、自動車の電源などプラス側だけ配線して、マイナス側はボディーや金属筐体に接地してマイナスと接地を兼用していますが、これらと混同してはいけません。

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