春だから再検討したい光ファイバーなどのプロバイダー、速度計測ほどあてにならないものはない

これは光ファイバーなどの固定系、モバイルに限らずすべてのインターネット回線に言えることですが、速度計測サイトの結果を鵜呑みにしても、快適な回線は手に入れられません。なぜなら、速度計測サイトはある1点に対しての速度であることと、その1点に対して大容量の通信が早かったとしても、別のところからスムーズにデータが流れてくるのは別問題だからです。

実際にインターネットの通信では数百Mbpsの高速通信をすることはまずありません。たとえばOSのアップデートなどで数Gバイトのファイルをダウンロードしたとしても、大容量データを送り出すほうにも限度があり、数百Mbpsのフルスピードで落ちてくることはまれです。そして、大容量データのダウンロードをする機会もそれほど多くないでしょう。

たとえばストリーミングでドラマ1本見るとして1時間で600Mバイトを消費した場合、1時間の間に均一の速度でデータが流れてきたとしてbpsに直した場合は、600÷3600×8で1.333Mbpsになります。それならば瞬間最大で1Gbps出るという回線よりも安定して10Mbpsが流れてくる回線のほうが心地よく利用できます。

また、可能性のひとつですが、プロバイダーはネットワークの設定として、速度計測サイトのサーバー向けの回線だけ早く速度が出るように調整することが可能です。そんなことをするプロバイダーはないと信じたいですが、なぜか速度測定サイトだけ速度が出るというプロバイダーもあるのも事実です。速度測定サイトの数字は良好でも、実際に使う上での速度は別で、快適な回線にならない可能性があります。

このような状況ですので、速度測定サイトは実態をそのまま表しているとは言えず、大まかな目安程度にしかなりません。また、一般的にインターネットの速度が遅いと感じる場合の原因は、回線が著しく遅い場合を除けば送出側のサーバーや途中経路の混雑ということも多いため、回線だけの問題でもありません。

そのような状況であるにもかかわらず、ごく一部のツイッターのつぶやきを例に出して品質が良くないように見せかけている回線案内サイトもあり、非常にまぎらわしいです。

では、実際にどう選んだらよいかと言えば、実績しかありません。基本的にはネットワークに長けた会社、インターネットの中心部(インターネットエクスチェンジ)に対して太いつながりを持っている会社、ということを基本に、自分で加入してみて試すしかありません。

どんな選択肢があるかというと、NTTのフレッツや事実上フレッツの仕組みを採用するコラボ回線につながるプロバイダーでは、NTTのフレッツ網の先はプロバイダーによってさまざまとなりますので、それぞれ品質が違います。しかし、auひかりはどのプロバイダーから申し込んでも実際はほぼ同じです。NUROについては1社のみなのでこれも同じです。

つまり、auひかりを選ぶか、NUROを選ぶか、フレッツ系の数多い選択肢のなかから選ぶかということになります。

余談ですが、NUROはNTTの光ファイバを使うことからNTT系に分類している人もいますが、単に物理的にNTTの光ファイバの空きを借り受けるだけで、その両端はユーザー側、局側ともNuroが用意し、フレッツなどのサービスとは全く別のものになります。例えばフレッツとNuroを同じ家に引いた場合、それぞれの別々の引き込み工事となり、電柱側は同じ光ファイバの束に接続しても、ケーブルの受けから宅内の終端装置も何もかも別になります。

そして、もし、プロバイダーに不満があってもなくても春は乗り換えの季節です。春ごろに開通させた回線ならば、2年契約や3年契約の更新月が迫っているかもしれません。乗り換えのタイミングとしては1万~2万円のほど違約金がかからない契約の更新月です。例えば4月が更新月ならば2月くらいから申し込みをして4月には乗り換え先が開通していないと、元の回線をやめるにもやめられなくなります。








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