電気の分電盤は劣化していたら交換を。油まみれのホコリなんて簡単に火が付きます

 花見の季節であるとともに、住宅の完成ラッシュの時期です。この時期、建築関係の人は忙しいと思います。電気工事屋さんも建築の行程の中に組み入れられますので、建築の行程次第ではタイトなスケジュールに悩まされていると思います。

 この時期の建築は日程が詰まりすぎていることもあり、いろいろ不具合がないとも限りません。そういう噂は絶えずあり、冗談として話のネタになりますが、実際に日程が詰まりすぎていて、手抜きとはまではいかないものの余裕のない工事を目の当たりにしたこともあり、4月1日に向けて急いで竣工した物件には何かある可能性は否定できないと思います。(まわりくどいですね。即トラブル発生というわけでもないので)

 そんなことを考えながら先日入った定食店でカウンターに座りながら正面の壁上にある分電盤を見て唖然。古めの飲食店はどこでもそうなのかもしれませんが、換気扇近く、壁に付いてる分電盤というよりもほぼむき出しのブレーカー類が油が染み込んだホコリまみれになっています。むき出しの赤白黒のIV線も真っ黒です。

もし、何かあったら簡単に火が付きます。電気関係にトラブルがあってブレーカーが落ちた場合に、微細な火花が油の染み込んだホコリに引火しないとも限りません。

プロの飲食店でもそうなのですから、家庭用だともっとひどいことになりかねません。

あるインテリア関係のブログでは、DIYでリフォームをして分電盤を囲ってしまう形で棚を付けていました。分電盤も埋め尽くすようにモノが置いてあり、年代モノのむき出しの主幹ブレーカーにつないだむき出しの被覆付き銅線(IV線)のすぐ横まで金属の置物が置いてありました。

 これ、あまりにも安全の軽視としか言いようがありません。

 分電盤を棚で覆うなんて言語道断。しかも近くに金属製の置物なんてあり得ないことです。場合によってはブレーカーのつまみがひっかかって切るべき電源を遮断できないこともあるでしょう。

 そして、そんなリフォームをする前に古くなった分電盤は交換すべきです。設計上は10年なので10年で交換するのは理想ですが、古くて劣化する以前に、安全機能が備わっていないものであれば即交換を強くすすめます。

 分電盤は漏電ブレーカー機能の追加や、中性線欠相保護、コード短絡保護用瞬時遮断機能付などそれらが何もなかった築40年オーバーの物件とは安全機能が全く異なっています。今まで大丈夫だったかもしれませんが、時代に即したものに交換すべき(専門業者に依頼)でしょう。

 家のいわゆるリフォームなんかよりもずっと手軽で、安全面の効果は大きいと思われます。

 ちなみに費用はふつうの家で使いそうなリミッタースペースなしの16+4回路で主幹ブレーカーが50Aタイプのパナソニック「BQR85164」が15000円くらいから。純粋に分電盤の交換だけなら小一時間、電気工事屋の手間賃も1万円程度でしょう。自分ならさっさと交換してしまいます。

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