電源コードの火災防止は、過電流防止なんたらよりも、高品質かつ劣化してないタップを使うこと

電源コード火災がテレワークの増加によって増えていると言われています。PCは現在のノートPCなら火災を誘発するほどの電力にはならず、この時期の問題ですから主に暖房機器と思われます。

まず、何度も言いますが、この手の火災は過電流防止機能付きのタップでは防げません。なぜなら、コンセントの元になる分岐ブレーカーは通常20Aか15Aです。過電流防止機能のブレーカーは15A(1500Wとほぼ同義)ですので、ほぼ役立ちません。分岐ブレーカーが20Aだった場合は、17Aなら過電流防止機能が先に落ちるということになりますが、遮断に要する時間もあるため実際に役に立つかはかなり限定的です。

自分の知る限り、過電流による発火よりも、配線の劣化による接触不良箇所が抵抗分をもち、そこが発熱し発火する、または接触不良によってスパークが発生し、ホコリなどに燃え移るという事例が多いように思います。これでは、電気の供給側からみて過電流でもなんでもないので、過電流防止ブレーカーでは防げません。

一応、過去に解説しています。過電流防止ブレーカーを使う意味はないと思われます。

延長コードの過電流防止機能っている? 本当に役立つ?

そして、最も有効な対策は、劣化しているタップを使わない。そして、壁のコンセントも劣化していれば新しいものに交換することです。

タップを選ぶにしても、安易に過電流防止機能のタップを出しているメーカーはあまり信用なりません。なかでも無難かつおすすめはパナソニックの「ザ・タップX」シリーズです。取り扱い店が多く、どこでも誰でも入手が容易で高品質です。長さやコンセント数も豊富です。価格も競合品に比べて高いわけではなく、選べる状況ではOAメーカーやノーブランド品を選ぶ理由がありません。

あまり見ないという人もいますが、家電量販店の場合、PCやIT関連の売り場にはなく、家電売場のほうにあることが多いです。見る場所を変えてみるといいでしょう。

なお、ザ・タップXのいいところは、電線部分とプラグなどの結合が強固で、折れ曲がりによる配線劣化がしにくところです。コンセント部分の質もよく、ホコリや水分の侵入対策もあります。また、スイッチ付きのバージョンもありますが、スイッチはカバーで覆われており、スイッチ部分からのほこりの侵入もありません。

ひとつだけ不満があるとすれば差し込む側の刃先が可動するようになっていて、接点が増えていること。コンセントの引っ掛け事故防止には有効なため、トータルで見ればメリットがあるのですが、信頼性という部分では少し落ちるので、可動しないバージョンもほしいところです。

 

 

大電流を使う機器の場合は特に、タップは良いものを使うことをおすすめします。たとえ良いものでも劣化していれば即交換がおすすめです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください