真鍮を使った電線があり、VVFにもあって間違って使うと発熱があり危険

電線といえば一般的には銅ですが、真鍮(黄銅)を使った電線、それもVVFが出回っていることで、業界団体などが注意喚起しています。真鍮は抵抗率が高いため大電流を流せば銅よりも発熱しますので、銅のつもりで使うと異常発熱や発火に至るおそれがあります。

一般的に真鍮は銅に比べて2~4倍程度の抵抗値があると考えられます。少ない電流なら問題が起こらないと思われますが、発熱などの関係から厳密に太さが決められているような場所に使えば、発熱から発火に至る可能性が高くなります。

また、発火に至らなかったとしても、抵抗値が大きいために電圧が降下して動作不良を起こすなどの可能性もあります。

最近注意喚起されているのは、VVFに真鍮を使ったものが出回っているとのことです。2024年に入って関東方面で見つかったとされていて、非鉄スクラップを扱う原料問屋に持ち込まれたことから報道されるに至っています。

なお、同時にアルミを使ったVVFについても注意がされています。アルミも銅に比べると抵抗が大きいため、銅のつもりで使うと問題が起きることがあります。

ただし、真鍮やアルミの導線がすべて悪いわけではありません。きちんと抵抗分があることをふまえて設計されて採用されているなら問題はありません。真鍮については事例は不明ですが、アルミは軽量化に有効なため、自動車内の配線に採用が広がっています。

 

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