13年たって3.11に思うこと
あの3.11からだいぶ過ぎてしまいました。いまでも生活再建に苦しんでいる方がいるような人もいれば、仕事の面で変化があった方も多いでしょう。震災きっかけて考え方が変わり、仕事や生活の面で大きく変えようとして実行した方もいるでしょう。
とにかく、安全は第一ということとは思いますが、年月がたつとあのときの大盤振る舞いの弊害というのも感じているのではないでしょうか。
そういった話はともかく、足元の安全を見直す機会として3.11に考えることはあってもいいと思います。
まず、電気に関連する火災です。何度もいうように、部分的な異常加熱や発火程度ではブレーカーは落ちませんので、過電流云々の対策で火災を直接防ぐことはできません。
電線の被覆が溶けるほど加熱すれば、配線が短絡してブレーカーが落ちるということはあります。しかし、そこまで加熱するということは、すでに火が付くが付きそうな段階であり、その時点で電源を遮断してもまず手遅れでしょう。
もし、電気火災を防ぎたいのなら、各機器の総点検をし、劣化したものの取り替えなどを行い、機器のつけっぱなしをやめる、外出時や就寝時には完全に電源を遮断できるような使い方に変更するなどが考えられます。
これまで、スマート機器を推奨してきていますが、スマート機器はつけっぱなしであるからこそ、なかなか判断が難しいところではありますが、良質なものを選びたいところですし、点検交換がしやすい設置や運用にはしておきたいところです。
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