バッファローの無線LANルータをすすめない理由は些細な2つ。それが問題ないならぜひ

筆者が無線LANルータのおすすめを言うとき、どうしてもNECプラットフォームズに偏ります。そして、双璧を担うバッファローをあまりすすめていません。その違いはなにかというと、単に設定項目などで自由度が高いのがNECというだけ。機器が正常に動くかという問題ではバッファローのほうが少し上手のような気もしています。

バッファローをすすめない理由は現在2つ

バッファローの問題は、自動設定が外せないことがあり、特にルータモードで使った場合で、上位ネット回線が不調なときに自分の設定画面にリダイレクトされることです。

上位回線が不調ならば必要なエラーメッセージはWebブラウザなどが発しますので、ルータがでしゃばる必要は本来ありません。むしろ、関係ない家族にその画面が出ることで、余計な手間を増やしかねません。

また、回線判別の反応も遅いような気がしています。手動設定もできますが、どうもやりにくい感じがします。

もうひとつは、暗号化にWPA3を使った場合、別のSSIDになり、WPA2のSSIDと別のSSIDが存在してしまうことです。デフォルトでは、Buffalo-xxxx-WPA3など、末尾に-WPA3が付く別SSIDになります。

これでは、WPA3に段階的に移行したい場合に、別のSSIDを設定しないとならなくなります。無線監視アプリで見れば一目瞭然なのでセキュリティ的な意味はないですが、WPA3ではない、つまりセキュリティが最新でないアクセスポイントがSSIDから類推しやすいというのもすっきりしない点です。

さらにもうひとつ、現行機種では違いますが、一時期の機種にルータやアクセスポイントモードの切り替えがプッシュボタンスイッチの押し込みで切り替えるようになっており、なにかものに当って切り替わってしまうこともありました。LED点灯で状態は確認できますが、これが変わるとネットワークが不調になるが、つながらなくなるなどの不具合がおきます。

これらがバッファローをすすめない理由です。ルータモードでなくアクセスポイントモードならひとつ目の問題は発生しません。WPA3のことだけが現在の問題となります。

NECプラットフォームズでいいのか、という問題

無難で安定、設定も柔軟、というのがNECプラットフォームズです。ただ、その評判に反して、一度だけ外れを引いたことがあります。周波数が微妙にずれていたのか、接続できる機種と不安定な機種が分かれる、ということがありました。2.4GHz帯か5GHz帯の片方だけに問題が発生していたもので、再現が難しいため修理依頼もせず、そのまま役目を終わらせました。

幸いなのか、バッファローではそのようなことは一度も経験がありません。ハードウェア自体で言えば、バッファローのほうがいいのかもしれません。

そして、NECプラットフォームズのWi-Fi 6製品はまだこなれた印象がありません。実売価格の問題もありますが、メッシュ対応はWi-Fi 5機種が主であり、販売もまだまだWi-Fi 5も主力に置いているような気がしています。

こういった状況ですので、よく理解した上で最適なものを選んでほしいと思います。

なお、それ以外のメーカーですが、海外ブランドは設定項目が少なく、片方の周波数帯を止めたり、SSIDが自由に設定できない、なかにはルータモードだけでアクセスポイントモードを持たないなど、NECプラットフォームズやバッファローでできる設定ができなく、置き換えができないという事態になったことが多数です。

国内ではエレコムやアイ・オー・データがありますが、アイ・オー・データの製品は最近でもいくつか使いましたが、安定度では難がありIPv6の方式によってはルータ部分が不安定になるなどの事例を確認しました。エレコムについては無線部分については設定の自由度もあり特に問題は感じていませんが、ルータ部分を使い込んだことはないため全体的な評価はできない状況です。

つまり、自分の経験した範囲でのおすすめは、無難なNECプラットフォームズ、設定などの問題がなければバッファロー、という感じです。最近ではWPA3のSSIDが増えてしまうのがいやでバッファローをおすすめしていない、ということが結論です。

 

 

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