タイアップ動画の本当の感想との見分け方、ブラックフライデーセールの買い物に注意
20日くらいからブラックフライデーのセールがはじまっています。それに合わせて出てきているのが、紹介動画です。Youtubeの場合、自分の興味のある内容を熟成して表示していきますので、興味のある分野がたくさん表示されることになります。このページを見ている人ならば、電力関係のモノが多く表示されているかもしれません。
そこそこ登録者数があるサイトであっても、タイアップ紹介に慣れていないところや、その商品について専門的知識のない場合は、メーカーの宣伝文句をそのまま読み上げか、それに沿った話しかしないことなります。
メーカーの元の情報と、動画配信者の言っていることを比べていくと、本当の感想なのか、感想がなくただ読み上げているのかの違いが分かってくることでしょう。
また、一斉にレビューをアップさせることが多いですが、それも見比べていくと、違いが見えてくるかもしれません。不自然に揃っている紹介ポイントがあれば、それは指示されたものと考えることができます。
いずれにしても、あくまで広告ですから、悪いことは言わない、プラス方向に振ったものになっているはずです。
もちろん、プラス方向の話をすることが悪いわけではありませんが、慣れていないレビューワーなら、かなり不自然になっているので、ぜひ、感じ取っていただきたいと思います。
ちなみに、こういったものの場合、紹介数や項目などをスコア化して広告担当者の成績になることがあります。担当者のなかには機械的な評価項目ばかりにとらわれ、個々の記事のまとまりを欠いてしまい、逆に紹介が不自然になってしまうこともあるでしょう。
これが、きちんとしたマスコミの広告記事であれば、打ち合わせのなかで制作側から客観性を出すような内容の方針が提案され、広告出稿側もそれに従う、という流れになることが多いと思われます。
ところが、ブログや動画のタイアップ広告程度では、編集方針を考えるほどの工数を割けないためか、非常に機械的になってしまいがちです。よくあるものとしては、通常、使わないような単位でその商品の優位点を数値で表しているような場合です。
これから週末、ぜひ、そのあたりに注意しながら、無駄使いのない、有意義な買い物をしてほしいと思っています。