CEATEC 2023が完全復活。でも、展示が……

CEATECはコロナでオンライン開催になったりしていましたが、2022年からリアル開催が復活し、2023年の今年はコンファレンスまでリアル開催になり、形式上は完全復活のようです。

とはいえ、なにか目玉があるわけでもなく、IoT的には、トイレ大好きなリクシルが遠隔監視のできるトイレを展示し、センサー装備で詰まってもあふれないトイレを展示していました。


写真は、トイレのすっぽんで水を止めていて、その状態で水を流すボタンを押してもあふれず水が止まるというようになっています。これは施設用で、施設だと詰まらせて押し逃げがあるから必要らしいのですが、高齢者がいる家とか、子供のいる家とかもやらかすので、ぜひ個人宅用の便器も出してもらいたいところです。

完全復活の証として、2022年はなかったフジクラの超電導のデモ。これはCEATEC恒例の展示物ですが2023年は復活してました。これがないとCEATEC来たという実感が湧かないという方は、ぜひ、見ておいたほうがいいでしょう。(いないか)

ただ、全体でみれば、個人用途でいますぐ使えるIoT機器の展示というのはなく、全体的に展示物は法人用途にどんどんシフトしている気がします。トイレを展示したリクシルもスマートホーム機器類を「ライフアシスト2」対応として出していますが、住設機器の値段で売ってるところが残念なところです。

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また、V2Hもシャープだけでなくパナソニックでも出しています。物価の上昇もあるんですが、少し前のように100万円台だったものが200万円台に上がっています。蓄電池や太陽電池とセットで新築時にドーンとまとめて入れてしまえ、みたいな商売になっているのが非常に残念です。

シャープはよく見たら参考出品でした。きちんと追えてなかったのですが、確か2023年のはじめに発売予定だったものが「今後発売予定」になってしまったんでしょうか。補助金関係もあるので延期が即悪いことでもないんでしょうけど、どうなんでしょうか。

そして、パナソニックは、約170万円のV2Hの接続部だけでなく約100万円のパワーステーションなるものも必要になるらしく、蓄電とか太陽光のパワコンとか組み合わせてものすごい高いものになる感じです。それでいて、V2H対応のEVは世代的に選択しずらい国産勢とヒョンデ、BYDと、メルセデスの一部くらいなので、お金持ちに導入してもらうにはハードルが高すぎる感じです。せめて、V2H対応のクルマに合わせた価格帯のシステムにならないのでしょうか。

 

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