ウォッシュレットはお尻に悪い? は機種選びで解決、配線にも優しいよ
最近、温水洗浄便座(ウォッシュレットなど)はお尻に悪いなどという話をネットで見かけます。洗うことで皮脂や大事なものまで流してしまうためお尻に悪いということです。真偽のほどはともかく、度を越して洗いすぎるのは良くなさそうです。
そこで、洗いすぎを防止するには、あえて貯湯式の温水洗浄便座を選ぶことをおすすめします。貯めた温かいお湯には限りがあり、あまり長く洗うと水が冷たくなり、長くシャワーをお尻に当てていたくなるくなるからです。
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一方の瞬間式はお湯を貯めないでその場で水を温めてお湯にするため、いつまでも温かいお湯をお尻に当てることができます。ずっとお尻にお湯をあてていたいという人に人気ですが、洗いすぎになる確率は高そうです。
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一応申し上げておくと、瞬間式のメリットは決して長くお尻を洗えることではなく電気代です。いつ使うかわからないお湯をずっと温めておくよりも、使うときにパッと温めるほうが効率的となっていて、年間電気代も貯油式が5000円前後なのに対して瞬間式は2000円前後とカタログには記載されています。
しかし、ブレーカーが落ちやすいのも瞬間式です。貯湯式がお湯を温めるときに一時的に最大2~300W程度消費するのに対して、瞬間式は洗浄の水が出ている間は1000W近く消費します。最近の家はブレーカーの回路が細かく分散されトイレで1回路となっていれば落ちることはなさそうですが、独立した回路ではなく同じ回路で大電力を使えば分岐回路のブレーカーが落ちます。場合によっては家全体のブレーカーが落ちる可能性があります。
ブレーカーの特性から、ちょっとオーバーしたところですぐには落ちませんが、3分も4分も連続して洗っていたら……ブレーカーが落ちるかもしれません。トイレのために家全体のアンペア数を上げてみたり、トイレが別系統になっていない家ではトイレの配線をやり直すなどの手間を考えれてみれば貯湯式のほうが得かもしれません。お尻のためにも。
余談ですが、貯油式か瞬間式かのほかに、メーカーや機種によってシャワーの強さや太さが違います。そういった点も含め、健康に留意して選んでください。