PSEマーク無しのモバイルバッテリーは本当に危険なのか?
経過措置が終わってPSEマーク無しのモバイルバッテリーは1月31日までしか販売できません。ネット上では一部家電量販店で今さら特価放出していることが話題です。これに飛びつくのは危険か、そうでないのかといえば、モノを選べば非常にお得です。
そもそもモバイルバッテリーのPSEマークができたのは粗悪品による事故が起こっているからです。PSEマークが絶対かというとそんなことありません。きちんとした安全基準をもってまともな製品を出荷しているメーカーはあります。
PSEマークなしで問題があるとすれば、もともと粗悪な品ということになります。OEM/ODMメーカーが適当に設計したものを購入してブランドを付けてるだけというようなモノが注意するものということになります。
反対に大丈夫なのは、リチウムイオン充電池に長けたメーカーです。自社で充電池そのものを製造しているソニーや事実上終息しているパナソニックはまず安全でしょう。そうでないところでも、老舗の家電メーカーブランドでは内部基準が厳しかったりしますので、完全である可能性は高いでしょう。
それよりも不安なのは、PSEマークが付くことによる弊害です。一般論ですが、ルールができると人はその外側に行き、モラルやマナーだとその中心に行くようになります。
これまでは自主的な安全性であれば、より安全なモノを目指していたものが、ルールができるとルールの部分ぎりぎりを目指すようになります。PSEマークができることにより、安全性はイコールになったと誤解する人が多くなれば、今まで安全性を売りにしていたメーカーも、コストを重視してぎりぎりの安全性に落としてくる可能性だってあります。
ということで、PSEマークなしのモバイルバッテリー、まだ激安で売られているものがあれば、モノをよく見て購入することがおすすめです。
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