大地震の後、感震ブレーカーの復旧方法は戻せばいいだけだが、その機能があることは周知しておく必要がある
地震が起こった場合、大きい場合は感震ブレーカーが作動して主幹ブレーカーを落とします。さて、ここからが問題です。安全を確認したのち、復旧しなければなりません。その方法はどうするのでしょうか。
パナソニックの感震ブレーカー「BQX702」の場合、感震ブレーカーの機能によって主幹ブレーカーが落とされた場合、主幹ブレーカーを戻せば復旧は終わりです。
主幹ブレーカーを戻しても、再び主幹ブレーカーがすぐ落ちる場合があります。たとえば、地震3分以内に感震ブレーカーの作動前に停電や、自分で主幹ブレーカーを落とした場合です。これは、安全のために一度落とすようになっていますので、もう一度上げてください。
これは、地震発生後の通電復旧作業は安全を確認した人間にやらせようという意図です。
戻し方は簡単なのですが、大地震があったあと、ブレーカーが落ちるということは家族に周知しておく必要があるでしょう。主幹ブレーカーを戻さないとならないことも分かっていないと、電気が復旧できず、問題が起こることもあります。
なお、主幹ブレーカーを戻しても、すぐ再び落ちる場合です。それは、設置調整が済んでない場合です。感震ブレーカーは設置後、「取付け方向設定」を必ずやらなくてはなりません。傾き検知もあるのでこれは必要です。
「取付け方向設定」のやり方は施工説明書にあります。必ず確認して実施してください。
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