震災から15年とホンダがEV方針変更と原油問題で思うこと(エネルギー政策編)

2026年3月、2011年の震災から15年がたち、ホンダがEVの方針を大きく変更、原油問題もガソリンなどの大幅値上げが始まっていて、この1週間で社会が大きく変わったような気もしています。
原油と太陽光とエネルギー政策
エネルギー政策はさまざまな問題が絡みますが、今確実にやっておかなければならないのは、太陽光発電の推進と、それを有効活用する社会の仕組みの構築です。それは資源のない国が原油依存から脱却する基本中の基本だからです。
太陽光発電には発生する電力が不安定という最大の欠点がありますが、これは、消費時間をシフトと一時保存の方法でなんとかできます。すでに、昼間の時間帯が太陽光発電の電力余りが発生しているのですから、お湯を沸かすのは晴れた昼間、蓄電池として日中、家にいるBEVの蓄電性能の活用といったことで、余りをなくす方法があります。
太陽光発電の乱開発は問題ですが、すべての太陽光発電を否定するような人が増えてきています。ネットの怪動画が発端なのかと思われますが、意図的な言論誘導や、単なる流行りでいい加減に作られたものに惑わされてはなりません。
また、太陽光パネルが中国製だからといって、即問題はありません。パネルだけなら中国からおかしな制御をされる方法がありません。パワコンが中国メーカー製で、制御がネットでできるものなら、ネットの経路などを十分に管理しておけば問題をなくすこともできます。そこは、日本の人がしっかりやるべき問題でしょう。
そして、パネルの利益誘導という人もいますが、多少パネルを売るために、中国の陰謀などありえません。単に安いから買っているだけで、性能も変わらないものを意味なく、高いメーカーの製品を買う人はいないでしょう。
中国としても世界に販売しているものに、おかしな制御を仕込むリスクを抱えるほどバカではありません。反対に数の出ない日本製を無理に採用したところで、数が出ないためにバグ潰しができなかったり、多くユーザーによる指摘のブラッシュアップも望めないこともあります。
選択はさまざまな視点から行うべきであり、中国だから即危険にはなりませんし、日本製だから安心ということもありません。
再びBEVの話になりますが、BEVの電気を石油で発電すれば同じという人もいますが、石油由来の発電だとしても、熱や排出ガスの発生を発電所に集中させることができます。
動力に使うのではなく、発電なら一定回転なのでエンジンの効率化もできますし、排出ガスの最適化も可能です。また、熱に関しても発電所併設で熱を有効活用できます。
エンジン車のように、街中に高温をまき散らすことがないので、街全体の気温上昇による空調の無駄なエネルギーも減るでしょう。BEVも石油で発電するから同じ、ではないのです。
大事なことなのでまた言いますが、ヒステリックに太陽光発電を否定したところで、日本のエネルギー対策の弱点を増やすだけで国のためにいいことはありません。
また、パネルの設置は、環境破壊が多少あっても太陽光発電による石油消費を減らす効果はCO2削減など効果が大きいです。太陽光パネルについても寿命は20年どころではなく、30~40年は確実に持つでしょう。
現在、リサイクルができないと言っていますが、劣化して廃棄するパネルがそれほど多くない以上、大規模な処理施設を作ることが時期尚早で、ビジネス的にもあまりやらない理由です。このまま寿命を迎えるパネルが多くでないなら、大規模なリサイクル施設を作るまでもなく環境には大きな問題がないことになります。

