暑い夏だから、スマート機器の熱暴走に注意。対処は冷やすことと再起動

このまま涼しい夏で済むかと思っていたところ、暑さがぶり返してきました。しかも、暑いだけで風があまりない状況です。風がないことで、建物によっては温度が高くなり、室内に熱がこもりやすくなっています。となると問題はスマート機器の安定性です。

動作温度の範囲は機器によって異なりますが、周囲温度の上限が40度という機器は多いです。SONOFF MINIもマイナス10度~40度です。なかにはもう少し上の温度まで大丈夫という機器もありますが、40度だとすると夏で締め切った部屋なら上限を超えてしまいます。

特に壁の中に埋め込まれるSONOFF MINIだとすると外張り断熱の家で通気性が良くない限り、40度など軽く超えてしまうでしょう。情報ボックスや屋根裏設置の場合も同様で、40度はすぐに達します。

40度を超えたからすぐ誤動作というわけでもないですが、危険水域であることは間違いなく、なんらかの対策が必要です。

対策は意外に単純なことで、扇風機などで風を当てることです。卓上USB扇風機でも大丈夫です。周囲温度の制限なので、風が回っていれば40度程度の風でも十分に冷やしたことになります。機器の表面温度もだいぶ下がっていることがわかると思います。

そして、一度誤動作してしまったら、再起動したほうがいいでしょう。再起動の順番はネットの上流からです。ルータを最初に再起動、つまり、電源を一度抜いて、10秒程度数えてもう一度電源を入れることします。それから無線LANアクセスポイントがあれば、それを、最後に各端末機器を再起動していきます。

ネット機器の場合、後からルータを再起動してしまうとIPアドレスが不安定になる場合があり、リカバリーが上手でない機器ではそのまま通信不能になってしまいます。その場合は各機器をもういちど再起動していきます。

 

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