マイクロボットプッシュと連動しやすい電灯スイッチはコスモよりフルカラー、そして神保電器や東芝ライテック

照明のスイッチをネットワークから遠隔操作する場合に、本格的な遠隔操作に対応したスイッチに置き換えてしまう方法もありますが、スイッチを物理的に操作するというシンプルな機器を使う方法もあります。例えばNaranの「マイクロボットプッシュ」は比較的安価で、さまざまなボタンスイッチを押す動作をしてくれます。

マイクロボット プッシュ

https://microbot.is/ja/push/

マイクロボットプッシュに最適なスイッチはパナソニックでは昔からのフルカラーシリーズのスイッチが合っています。現在一般的なコスモシリースワイド21がなぜ合わないかというと、フルカラーはシーソースイッチでコスモシリーズワイド21はプッシュスイッチだからです。

コスモシリーズ21だと現在の状態がスイッチだけではわかりません。ですのでオンやオフのときにLEDが点灯するようなスイッチを多く使う方向に向いてしまいます。そして、マイクロボットプッシュでコスモシリーズワイド21も操作可能ですが、押す動作はできても、その結果、オンなのかオフなのかをマイクロボットプッシュから直接知ることができません。なんらかのセンサーと併用しないと今のスイッチがオンかオフかを検知できないため、遠隔には不向といえます。

従来のフルカラーシリーズであればマイクロボットプッシュから出る“押す部分”に小さい面ファスナーを付け、引き上げる動作でもスイッチを操作すれば、オンにするかオフにするかを特定して操作が可能です。

コスモシリーズワイド21とフルカラーシリーズは同じプレートのところで混ぜることは難しいですが、スイッチだけフルカラー、コンセントはコスモシリーズワイド21ということは問題ありません。マイクロボットプッシュのようなもので遠隔操作を考えている場合は、スイッチだけ別のシリーズに置き換える方法もあります。

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なお、コスモシリーズワイド21とフルカラーシリーズはホワイトでも色が異なり、形状も違います。色の違いははっきりしており、コスモシリーズワイド21のほうが純白になります。

もし、色を合わせたいならフルカラーシリーズと同等の色の形状のスイッチで、色がコスモシリーズワイド21の色に近いものがあります。東芝ライテックならESシリーズ、神保電器のニューマイルドビーシリーズが該当します。ただし、フルカラーと同様にどちらも工事用のシリーズとなっており、住宅用にこれらを黙って選んでくれる設計士さんは皆無なので指示が必要です。電気工事なしでマイクロボットプッシュなどを使う見込みがある場合は、スイッチのシリーズや色にもこだわってみてください。

東芝ライテック ESシリーズ。このほかにもう少しおしゃれなWIDE-iシリーズもあってシーソースイッチですが余白が小さいので壁側にマイクロボットプッシュを付ける必要があります。

 

神保電器 ニューマイルドビーシリーズ。色はフルカラーと同じアイボリーもあるので間違えないように。

 

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