東京電力が仮想蓄電池ともいえる「電気のお預かりプラン(仮称)」を提供予定

卒FITの後の電気買取額が決定したと報じられました。8.5円/kW(10%消費税込)です。

http://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2019/1515625_8664.html

でもまあ、よく考えてみれば卒FITでなく、最初からFITでない電気買い取りもこの程度の金額でしているところもあるわけで、卒FITだからとどうこうって問題でもないと思います。

そんなことよりも今回の発表の中に「電気お預かりプラン」というものが出てきました。要は電気を電力網へ流したぶんをそのまま別の時間帯に返してくれるというものです。

電気に限った話ではなく、一般的に売る価格よりも買う価格が高いものです。それを相殺してくれるのですから、金額によっては便利なのではないでしょうか。

ただ、このプラン、どういう形で提供されるのか不明です。電気を買うプランを残したまま、相殺を行ってくれるのか、それとも、電気を買うプランも一体化したものになるのかということです。

後者であれば、現在のオール電化系の夜間激安プランを使っている人は、そこまでしてプラン変更しなくてもいいかもしれません。また、蓄電池分に相当するマージンをとられるかもしれず、対してお得でないのかもしれません。

それでも、売電分を相殺することで、雑収入をゼロにしたほうが税制上、トータルで得になる人もいるかもしれません。その「電気お預かりプラン」というものが正式に発表されるまでは、卒FIT後の投資をするのは待ったほうがいいかもしれません。

そもそも、卒FITであっても、無理な動きするする必要はないと思います。

太陽光発電とFIT(固定価格買取制度)の終了で「自家消費」のキーワードに騙されないように。段階的縮小もあり

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