太陽光発電とFIT(固定価格買取制度)の終了で「自家消費」のキーワードに騙されないように。段階的縮小もあり

太陽光発電を一般的に業者に頼んで自宅に普通に設置している人は、FIT(固定価格買取制度)で高く電気を買い取ってもらっていると思います。それが10kW未満の余剰買取は期間が10年なので最初の人は2019年から終了となってきます。

FITがなければ例えば売電単価は1kWhで10円以下とも言われています。高い人で42円くらいで売電しているものが一気に4分の1くらいになってしまいます。

そこで、安く売るくらいなら自家消費という売り込みが盛んです。それには蓄電池やエコキュート、EVなどが組み合わされます。

しかし、ちょっと待ってください。42円が10円になったとしても、すぐ蓄電池というのは早計です。蓄電池は容量によりけりで工事費含めた価格は100万円なんて感じになります。月間300kWhの売電だったものを自家消費に振り向けて全部使い切ったとしても、月に1万円程度のメリットしかなく、ペイするのに8年4カ月。

FITで高く買い取ってもらった太陽光発電だって収支がプラスか微妙なところを新たに投資する価値があるかは慎重に判断すべきです。10年落ちの太陽光発電システムのメンテナンス費も考えないといけません。

蓄電池ではなく、EVはクルマとしての利用を考えればその時間に家に置いてないといけない制約があり、満充電したいときに太陽まかせで充電っていうのはありえません。そして、前から太陽光発電をしている人で自由化前の夜間激安プランを使っていれば、無理に太陽まかせで昼間に充電する必要もないでしょう。

実際に細かく計算したほうがいいですが、10年間の恩恵があったことをありがたく思い、無理に蓄電に投資を重ねないほうがいいでしょう。単価は限りなくゼロに近づいたとしても連続的に売電と買電を切り替えてくれる系統連系をしているメリットは続くからです。

現実的な自家消費に振り向ける方法というのは、温水にしてエネルギー蓄積。HEMSと組み合わせて天気予報からエコキュートの運転を制御する方法です。天気予報から発電量と消費量を推定、未明に行なっていた湯沸かしを日中にシフトするという程度でしょうか。

ただ、これも自由化前の夜間激安プランを使っていれば、HEMSやエコキュートを買い替えてまで無理に昼間の湯沸かしをすることもないような気がします。

つまり、FIT終了だからといって、詳細なシミュレーションなしに蓄電池もEVもHEMSと新型エコキュートの組み合わせも導入してはいけません。

逆に提案したいのは、FIT終了後は太陽光発電の故障などが合った場合、パワコンなら代替品は容量を減らしたり、パネルも故障したパネルがあるならその部分を減らしていくような体制にすることです。FITがなければ無理に売電する必要もなくなり、太陽光発電の維持にお金がかかるなら規模を小さくするか、いっそやめる選択肢もあるでしょう。

その一方で、FIT終了後に電力を高く買ってくれる事業者が現れる可能性もあります。それでもkWh単価は10円代のような気がしますので、やはり無理に発電する方向に投資するのは慎重になったほうがよさそうです。

くれぐれも蓄電池で全量自家消費なんてことは安易に考えないように! 結果、電機メーカーや工事業者が儲かっただけというのは絶対に避けたいところです。

なお、これから導入する場合、売電で儲けるつもりがなければ、自家消費メインの容量ということになります。FITを申請しないという選択肢があるなら、FITの条件の高価格パネルを使うのではなく激安パネルを使って超低コストで設置、自家消費による電気代削減をメインとし、電力変動を系統連系で吸収、売電金額はあてにしないというのもありです。具体的なパネル容量としては2kW程度ではないでしょうか。

221616.com【ガリバー】中古車検索プログラム

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください