ソニーのnasne「CUHJ-15004」が近日出荷完了予定、後継なし?
ソニーのnasneが「近日出荷完了予定」と公式の製品ページに記載されました。nasneはもともとPlaystationの周辺機器ですが、ある意味画期的なテレビ録画機で、アンテナ線とLANケーブルをつないでおけば、DLNA対応のテレビやスマートフォンなどを使って録画したものがネットワーク経由で見れる機械です。Playstationがなくても使え、録画予約もさまざまな方法があり、外出先から録画予約など、いろいろできます。
https://www.jp.playstation.com/ps4/peripheral/cuhj15004.html
これに近い動作ができるレコーダーは市販されていますが、nasneは基本、すべての操作をネットワークで行うため、どこに置いてもいいことになります。本体も小さいので放熱さえしっかりすれば情報分電盤の中に置いておけばよく、テレビとセットで設置する必要がありません。
これまで、nasneは出荷完了となっても型番が少し変わってHDDが増量されたりと増量以外は全く違いがわからないマイナーチェンジと型番変更をしていましたが、今度の「CUHJ-15004」の出荷完了は後継なしの出荷完了と報じているところもあります。
nasne自体も放熱性能が良くないとかハードウェアは完璧なものではなく、HDD内蔵で連続使用は無理があり、何十年も長期利用できるものではありません。定期的に交換して使っていた人も多く、出荷完了となれば困る人もいると思います。
nasneは2012年発売で、搭載する半導体の製品寿命からいっても、新たなプロセッサーで作り直さない限り継続するのは難しいでしょう。ネット配信の普及でテレビ放送に対する依存度が大幅に減った今、モデルチェンジしても売れるかどうかは怪しいのかもしれません。
nasneでテレビ放送を便利に活用している人は、この機会に視聴方法を含めて再検討が必要な時期に来ているのかもしれません。
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