電源側の過電圧で電気機器が誤動作というのはある、防ぐにはどうしたらいいか

過電流ではなく「過電圧」です。正常な電圧ではなく高い電圧がかかることで、機器が誤動作して飛行機が止まってしまったということが伊丹の空港で起こりました。予約などに使うコンピューターが正常に動かなかったからです。

http://www.kansai-airports.co.jp/news/2019/2801/J_200305_PressRelease_itami_system.pdf

ビル側の説明ではアースに電圧が乗ってしまったという説明です。

さまざまな原因でアースに電圧が乗ることはありえることです。アースに電圧が乗ることで機器内の電源電圧が正常でなくなったり、接続している機器同志のデータが通らなくなってしまったりしたと想像します。

専門家向けのコメントではないので、もしかしたらアースに電圧が出たというよりも、中性線が浮いて電圧が不安定になったのかもしれません。中性線を「アース」と言ってしまう例もないわけではありません。

もし、一般家庭において、単相3線で引き込んでいいて中性線が浮くと電圧が不安定になります。負荷の状態によっては、正常な電圧が出るタイミングがあるので不良がすぐわからない可能性があります。そして、負荷が片側の相に偏ってしまった瞬間では、最大200Vがかかってきます。壊れる電気製品が続出、発火などの恐れもあります。反対に電圧が低すぎて問題が起こることもあります。

これを防ぐには「中性線欠相保護」の機能のあるブレーカーを使います。といっても、通常の分電盤の主幹ブレーカーは漏電ブレーカーであるとともに「中性線欠相保護」が入っていることが普通ですので、最近建てた家や、分電盤を取り替えた家は大丈夫です。

パナソニックの調べによると「中性線欠相保護」は1990年に推奨とされ、原則義務化は1992年、原則が外れた義務化は1995年です。30年以上分電盤を取り替えないことは残念ながらよくあることなので、もし、昔の分電盤を使っているなら一日も早く分電盤ごと交換することをおすすめします。

もし、中性線欠相保護があったとしても、古いと正常に保護動作がされない可能性もあります。正常に動くかどうかは実際に問題が起こってみないとわかりませんし、10年が耐用期限になっていることがほとんどなので、取り替えることがおすすめです。

交換工事は電気工事士免許があれば、自宅分は合法的に交換可能ですが、自信がないならやめておいたほうがいいでしょう。

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