卒FIT、蓄電池やらHEMSっぽいのやら、どんどん営業さんが回ってくる

週末には蓄電池の営業がどんどんやってくる時代になっています。営業さんがたくさん回ってこないと売れない、ということは、それなりの「商品」ということなのではないでしょうか。

残念なことに、何度も説明していますが蓄電池は得にはなりにくいです。そこまでコストをかけて数十年後にわずかなリターンの可能性を探るくらいなら、最初からコストをかけないほうが収支はプラスになりやすいです。業者が儲かるだけのモノだとしたら、本当に悪い意味での「商品」です。

蓄電が趣味というなら止めませんし、家庭用の太陽光発電もFITがなければ捨てている光のエネルギーを電気に変わっていく様子が見たいというマニアなモノと言えるでしょう。ですので、楽しみで導入する人は全く問題ないのですが、純粋に投資と考えた場合、利益が得られるかは疑問です。

エコノミーでなくエコロジーのほうのエコを追求したいと思っても、自分のところで蓄電するくらいなら売電してご近所が消費したほうが蓄電に関するロスがなくエコロジーです。

要はFIT後の蓄電については本当に慎重にということです。もし、趣味で蓄電をしたいというのなら、暑い中に飛び込みで回ってくる業者に頼むよりは、自分から安いところや技術力や提案力などが優れたところを探したほうが良い結果が出ると思います。電気工事士免持ちなら自分で組合わせるのもいいでしょう。

今回、家庭用FITと違って割高機器に誘導する制約がありません。また、地方自治体の援助があるところもありますが、それも制約が大きく、かえって持ち出しが多くなりやすいように仕組まれていることが常なので、慎重に導入を検討したほうがいいでしょう。

東電の仮想蓄電池的なプラン「再エネおあずかりプラン」が登場。月間4000円+税の利用料、ただしプランは限定

最近、卒FIT目当ての蓄電池の訪問営業が多いようですが……

東京電力が仮想蓄電池ともいえる「電気のお預かりプラン(仮称)」を提供予定

 

 

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