太陽光発電システムを安く導入する方法はある? 自前工事なら系統連系2~3kWでも10万以下は可能か
ヤフオクなどでは、太陽光発電システムの中古品が売られています。パネル10枚前後とパワーコンディショナーのセットでも10万円に満たない額で落札される例もあります。
中古でなくても、未使用のパネルはかなり豊富に出品されており、パワーコンディショナーの未使用品も多いです。通販でも安くポチることができます。
では、これらを組み合わせて格安に太陽光発電システムができないかとということです。もちろん簡易的にカーバッテリーに充電する程度の太陽光発電ではなく、系統連系で、場合によってはFITも申請できるかもしれません。しかし、パネルとパワコン以外に必要なものがたくさんあり、費用もそれなりにかかります。
- パネルを屋根や地面に固定するための架台
- 接続箱
- ケーブル類
- 分電盤へ接続するためのブレーカーなど
まず、架台です。屋根への取り付けを行なうもので、パネルはきちんと固定しないと台風で簡単に吹っ飛びます。架台だけで売ってるものは少ないので、屋根や設置する場所に合わせたものがないとだめです。単管パイプ用の固定金具は多いので、単管パイプで地面や陸屋根などに組む方法もあります。
これを解決しないうち先に進めません。非常に重要です。
その次は接続箱です。パネル8枚程度で直列1本の回路なら直流ブレーカーとバリスタだけ、枚数が多くなって並列でもダイオード入れるだけですので、自作もいいかもしれません。
次にケーブルと分電盤への接続です。ケーブルが意外に高いのと分電盤のブレーカーも安くありません。2次送りの配線では主幹ブレーカーの変更が必要になるかもしれないので、しっかり検討が必要になります。
ですので、庭に単管パイプの大きな藤棚でもあり、パネルの固定も配線も楽そうな家で、しかも自分で電力会社へ申請ができれば、中古を活用して10万円以下で系統連系で2kW程度の太陽光発電も夢ではありません。
いずれにしても、パネルとパワコン以外のモノにお金や準備が必要です。全体的な検討から始めることをおすすめします。
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