NHKのスクランブル化を待つ前にテレビ放送の視聴をやめてもいいんじゃ?
ここでもたびたび書いていますが、もはやテレビ放送というものが不要な時代です。本格的にテレビなしの生活を考えたほうがいいでしょう。家族の会話も増えるという副産物もあります。
テレビを残しておく理由としては、いちいち見たいコンテンツを選択するほとんどの配信サイトよりも、垂れ流しの気楽さ、便利さがあるからでした。しかし、少しネットニュースを見ている人間にとっては、焼き直しのようなニュースばかり。朝のニュースといえば新聞チェックという、新聞ニュースのヘッドラインをネットで見たあとには完全に不要なコンテンツです。
また、昼間から夕方にかけてのワイドショーは、時間つぶしのように無理にお店を取り上げたりと、明らかに無理に情報を作り上げているほか、CMまたぎで時間をやたら引き伸ばすなど面倒です。また、芸人が出る番組では楽屋落ちの話ならまだしも、下品な話に終始していて家族視聴には耐えられません。
ここ数年の間延びした番組を見ていると、垂れ流しの良ささえなくなり、見たあとの時間の無駄感のほうが大きくなります。
では、基本的なニュースを把握するだけなら、ネットのニュースキュレーションサービスを繰り返し利用することで、自分に興味のあるニュースが手に入るほか、大型Webサイトのニュース欄で全体的な主要なニュースを抑えておけばよいでしょう。
ドラマやバラエティ番組にはTVerがあり、ニュースではAbemaTVもあります。ただ、AbemaTVはテレ朝色が強く、かなり通常のテレビ放送に寄った番組作りで、芸人の下品な発言を連発する番組があったり、家族で見たくないようなCMが時間を問わず流れたり、という問題がありますので注意しないといけません。
少なくともネットの無料配信サービスを組み合わせることでテレビとレコーダーを組み合わせたものに近いことができますので、活用次第では通常のテレビ放送よりも便利でしょう。
また、AbemaTVにしてもTVerにしてもAmazon Fire TV Stickなどで既存のテレビや液晶モニターにつないでリモコン操作で簡単に見ることができますので、ネットだから難しいということはもうほとんどありません。
ほかには、いわゆるAndroid TVに準拠した機器を買うことで、もっと手軽な操作でネット配信にふれることができます。
あとはメーカーがテレビチューナーを搭載しないテレビを出してくれて、みんながそれを買うのを待つばかりです。ソニーの業務用があるといえばありますが、主要ネット配信サービスがすぐ見える機能や、利用は減っていますが、DLNAクライアントなどのアプリを内蔵しておけば、さまざまな人に受け入れられると思います。