新4K8K衛星放送がもうすぐ…… 今、買うべきか? 何を買えばいいか?
2018年12月1日から新4K8K衛星放送がはじまります。4Kや8Kで放送するチャンネルが増えるということです。テレビは信じられないくらい対応が進んでいなくて手に入るのは東芝、三菱、17日発売のシャープだけ。それ以外は別売で別体のチューナーを付けて見るという残念な状態です。今後は12月にハイセンスが発売し、ソニーやパナは対応テレビは発売どころから発表すらしてません。なお、製品リンクは下記のほうです。
ざっくり言うと
詳しくは別記事を見ていただくとして、テレビは4Kテレビでなく、新4K8K衛星放送対応の4Kか8Kテレビを買う必要があります。従来の4Kテレビを買うなら別売チューナーが必要です。
対応テレビかチューナーを買えばNHK BS4Kと既存のBS民放5局が見られます。
そしてアンテナ。BSアンテナ(パラボラアンテナ)をここ1~2年のうちに新しくしているなら、NHK BS4Kと既存のBS民放5局に加えて、NHK BS8Kや、JSPORTSの4Kなど今回新しく開局するチャンネルが全て見えるかもしれません。
古いBSアンテナなら、BSをアンテナだけ新しくすれば、同様に全部見える可能性があります。
対応テレビ、対応BSアンテナがあるにもかかわらず、NHK BS8Kや、JSPORTSの4Kなどが見ることができない場合、アンテナからテレビまでのケーブルなどを新しくする必要が出てきます。
今、4Kテレビを買うべきか
では、新4K8K衛星放送対応テレビを買うと何が見れるか? 4K放送では、今までのハイビジョン(2K)よりも縦横方向とも2倍の精細な映像が楽しめます。ただし、最初から4Kで撮影したものでないと4Kがフルに楽しめません。当面は2Kのものを4Kになるよう画像処理した番組がかなり混ざるという状況です。
では、4Kで見て何が面白いかという問題もあります。ハイビジョンがはじまりのころは、風景をずっと流れるようなコンテンツが溢れていました。どうだ高精細だろう? みたいなドヤ映像でした。4Kのときも同じような可能性があります。
チャンネルもNHKや既存のBS民放5局やJ SPORTSなどならまだいいですが、4Kで開局するチャンネルにテレビ通販チャンネルが2つ入っていることです。これ、4Kで見たいでしょうか?販売商品が高精細なら良く分かるという程度で、積極的に見たいものではないでしょう。今のBSのチャンネルでさえ内容が微妙だと思ってる人もいますし、そんな状況で無理して今すぐ4K放送を見る必要があるかというと、考えてしまいます。
コンテンツの問題もそうなので、テレビが全く出揃ってない状況で、急いで新4K8K衛星放送対応の4Kか8Kテレビを買う必要はさらに疑問になってきます。
今もし、テレビが壊れるなどして急いで必要なら仕方ないですが、急ぐ理由がなければ待ったほうがよいでしょう。
そもそもテレビって?
いつも言ってることですが、テレビって本当に必要か? という問題があります。今やネット配信でほぼなんとかなる時代。無理してテレビに投資をする必要があるのかという問題です。
今すぐテレビをなくすのは抵抗があるかもしれませんが、今後はテレビに対する投資をやめることや、テレビを買うにしてもネット配信との親和性の高いものを選ぶという方法です。
たとえばソニーならば、Android TV機種がほとんどなので、ネット動画をそのまま映し出せるようになっており、Chromecast機能も内蔵しています。X7500Fシリーズ以上のものが対応で、最上位クラスだと音声操作対応までしています。
ソニーは現在、新4K8K衛星放送対応のテレビを発売も発表もしていません。このまま無視してくれればそれはそれで面白いことになるのでは? と思っています。
新築やリフォームするなら配管で
こんな状況なので、将来、テレビの配線が無駄になる可能性があります。情報分電盤から各部屋のテレビ端子までは、そのままケーブルを引っ張るのではなくて配管設置を強くおすすめします。
できれば内径は16mmでなくて22mmをおすすめします。同軸ケーブルとLANケーブルを両方通したり、CAT6の太いLANケーブルを2本通す可能性があるからで、太めの管のほうが通しやすいほか、曲げ角度も緩めになるのでなおさら通しやすくなります。