節電にはエアコン消すか、テレビ消すか、のどっちが正解か?

結論から言うとテレビです。が、そもそもこの2つでどっちか選ぶという質問自体がナンセンスです。例えば、電気容量的に残り300Wしか使ってはいけない状況で、気温も高いのならエアコンを残してテレビを消すしかないです。これは異論をはさむ余地もないでしょう。

テレビとエアコンでそもそも役割が違いますし、どちらか一方を選べという状況は電気容量的な問題くらいしか考えられません。そして、どちらかを使わなければ死ぬか身体に影響がある、という状況ならば圧倒的にテレビを消すことになるでしょう。

また、消費電力だけで比べている人もいます。この問題の初期のデータを提供し、最近蒸し返したある大手民間シンクタンクは、過去にこの問題を指摘したときと状況が違い、暗にテレビも省電力化が進んでいるようなことを言いたげに感じ、状況的にテレビの養護をしたいともとれます。

しかし、テレビについても初期のデータである2011年の震災の後のころは、テレビに関してはプラズマが消滅しかかってる時期で、液晶テレビもほぼバックライトがCCFLからLEDに置き換わった時期、そして、サイズも37型というのがまだ多くあった時期ということを考えると、今はさらに上のサイズが多く有機ELの比率が高まっているから、テレビの消費電力は状況が変化するほど少なくなっていないが、むしろ上向いている可能性すらあります。

電力ひっ迫でこれからさらに苦しくなる可能性もあるなか、テレビ局が節電の可能性として効果が高いはずのテレビを消すこと選択肢として無視するのは、誠実さに欠けます。商売的にはそうなるんでしょうが、非常度合いが高まるときに、そういうのはまずいんじゃないかと思います。

 

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