家庭内エンタメ用に注目の「Fire TV Stick 4K」がセールで安くなる見込み
2021年6月21日からのAmazonプライムデーのセールで安くなるモノが各マスコミから小出し小出しで掲載されています。現時点で報じられたなかでは「Fire TV Stick 4K」が注目で、通常6980円が3980円になるとのことです。これは5GHz帯の無線LANが備わる家で、テレビにネット配信のコンテンツを映し出すにはぜひ使いたいものです。
なぜFire TV Stick 4Kの「4K」でなければならないか。4Kの映像出力はもちろんですが、なぜか4Kだけ5GHz帯の無線LANの対応周波数帯がW52/W53/W56の3対応だからです。 通常の「Fire TV Stick」ですと最新世代でもW52のみの対応となり、無線LANアクセスポイントのチャネルが自動設定の場合でW53やW56が選ばれてしまうと通信不能になるからです。
本来なら空きチャネルで通信したいのでチャネル選択は自動設定にしたいところですが、たまたまW52以外が選ばれてしまうこともあるため、Fire TV Stickのある家ではW52のどれかのチャネルに手動設定していました。今まで自動で全く問題ない人も大勢いますが、近隣の人で極めて近くの人がW52で設定してしまうと、電源を入れ直したときに自分のネットワークがW53などになってしまい、突然つながらなくなってしまいます。
最近では中継機やメッシュなども普及しており、5GHz帯も混雑しているだけでなく届きを良くするために家の中心でなく隅にも設置し、近隣の家の電波が届くことが多くなりました。5GHz帯の電波は近所から漏れてくることはないという常識が変わってきています。
すでにFire TV Stickの原因不明のネットワーク切断に悩まされている人もいるかもしれませんが、解決法として無線LANのチャネルをW52のどれかに固定する以外にもFire TV Stick 4Kに買い換えるという選択肢があることを覚えておいてください。
ただし、Fire TV Stick 4Kはそろそろ次の世代に切り替わることが想像されます。リモコンも旧型が付属していますし、セールで安くなるとしてもそのへんは十分理解した上で選んでください。4Kもいらない、5GHz帯はW52固定で問題ないというのなら現行の「Fire TV Stick」のほうが使い勝手がいいかもしれません。
なお、Fire TV Stick 4Kに買い替えなくても通信を安定させるには有線LANにする方法もあります。テレビのところに有線LANがあるならアダプタとLANケーブルで接続すれば大丈夫です。テレビに直接LANケーブルがつながっていてLANのポートが足りないのなら、ハブを接続するといいでしょう。現時点でテレビやFire TV Stickにギガビットイーサネットにする意味はありませんので、ハブをあえて100BASE-TXのものにしておくと多少の導入コストと電気代の節約になります。