高温で洗浄できる食洗機は、今の時期はあったほうがいいかもしれない
口から入るものの消毒として重要なのは食器です。食器を清潔に保つには食洗機がおすすめです。機種にもよりますが、60~80℃の高温で洗ったりすすいだりするので熱に弱い菌への対策になるほか、しまうとき以外は食器は人の手が触れないので、衛生的です。
今騒がれている新型ウイルスの熱への耐性はよくわからないので、食洗機の温度で死滅できるかどうかはわかりませんが、洗い流すことはでき、高温ならより確実なものになります。
食洗機ですが、通常はシステムキッチンへの組み込みのビルトインタイプです。食洗機に置き換えるスペースがあり、水まわりで給湯と下水に接続ができる場所なので電源さえとれれば組み込みは比較的簡単ですが、そうでなければ、かなり工事は大掛かりです。
そこで、後付設置のできるタイプがあります。パナソニックやアイリスオーヤマ、AQUA、SKくらいですが、タンク式なら工事も不要。タンク式でなくてもDIYでなんとかなるレベルです。後付タイプの特徴としては動作を確認できるガラス窓が付いているものが多いということです。
後付設置を考えるとき、水の確保がつい先行してしまいますが、電源の確保も忘れずに行ってください。食洗機は意外に電気食いです。短時間ですが数百Wを消費する瞬間もありますので、電源の確保がむずかしく延長コードなどで無理に電源を確保しなければならないなら、設置はおすすめできるものではありません。
機種選びですが、後付タイプなら安いものでは3万円程度からあります。
これは洗浄だけのタイプです。
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次に、後付タイプでも容量も大きく、機能も豊富で、どこまで効くかわかりませんが、オゾン系の除菌機能もある現行機種でも8万円代です。大型タイプは置き場所もとるのですが、大きければ鍋や調理器具などもまとめて入れられるので、少人数家族でも有効な場合があります。
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また、工事不要で置くだけのものもあります。使う水はタンクに事前に入れることになります。一回の水も少なくてすみますが、あまり水をケチりすぎるのもよくないのと、タンクに水を入れるのは意外に面倒です。排水のこともあるので、工事不要タイプは積極的には選ばないほうがいいかもしれません。
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あとは一般的に言われていることですが、食洗機にも得手不得手があります。卵やチーズといったものがこびりついていると落ちないほか、食器の置き方などで洗浄性能はかわりますが、米飯や肉の脂などには強いので、食洗機の特性をよく理解してうまく活用することをおすすめします。