新登場の「SwitchBot スマートテレビドアホン」は、スマートロックと連動できて有線接続もできるネット対応のドアホン

SwitchBotシリーズから「SwitchBot スマートテレビドアホン」が登場しました。このセットは玄関の外に取り付ける子機と、室内にディスプレイのある親機のセットで、これを買えば、一般的なカメラ付きのドアホンと同じようなことができて、さらにスイッチボットシリーズとの連動ができるようになっています。
Google Nest Doorbellなどと違って、家族のドアホンとして普通に使える
似たようなものとしてGoogle Nest Doorbell やAmazonのRing Doorbell がありますが、どちらもスマートフォンとサブスク利用が前提で、親機もディスプレイ付きのスマートスピーカーを使う関係で、履歴すら簡単に見れず、複数人の家族が使うには全く適さないものでした。
一般的なドアホンに近いものではパナソニックやアイホンにネット対応ドアホンがありますが、こちらは必ず有線接続が必要なのとスマートロックとの連動が簡単ではありません。
このどちらも、兼ね備えたものが「SwitchBot スマートテレビドアホン」ということになります。
いままでのドアホンのようにスマホがなくても使え、スマホからも使え、さらに玄関の解錠もでき、親機に解錠ボタンもあります。そして、FeliCa、Mifareを子機にかざすとスマートロックの解錠もできるようになっています。
設置は、無線でつなぎ、子機側は配線不要で充電で最大2年8カ月も持つということになってます。
有線で、既存のドアホンと置き換えて配線可能
無線で接続できるほか、あまりアピールされていませんが、親機と子機を有線で接続できますし、親機もAC100Vに直結する設置もできます。つまり、パナソニックやアイホンのドアホンと同様の設定ができ、一般的なドアホンの配線があれば、それをそのまま活かして設置ができるということです。
ただ、残念なことにスイッチボットのほうでAC接続について詳細な説明が載っていません。
説明書から推測するに、本体にACプラグが接続されていて、そのままならコンセントに差し込んで使えます。AC100Vに直結する場合はACプラグのついたコードを外して直結することになります。
また、「弱電線」とあり親機と子機の間をインターホン用の2芯の線で接続することになります。電源を供給できるかどうかの記述がありませんが、おそらく供給されるのでしょう。
弱電線の接続に電気工事士免許は不要
ちなみに注意することは、配線説明書に「電源配線工事は電気工事士の有資格者が……」と間違えやすい記載があることです。100V直結は電気工事士が行う電気工事ですが、配線説明書の「弱電線」はインターホンの電源の二次側の配線なので、法令での「軽微な工事」で免許不要ですので「弱電線」を電気工事士がしなければならないとはなりません。
Googleの検索上位だったりスイッチボットが広告費を払っている記事でも弱電線を有資格者に頼めと記載していることがあり、注意が必要です。AC100Vを直結でなくコンセントに差し込めば、有線で親機と子機の接続は誰でもできます。せっかく安価に設置できる機器ですから、無駄な出費のないように設置してほしいところです。
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