リクシルとローランドのトイレ用音響装置「サウンドデコレーター」を設置するには
1月30日に発売が発表されて話題のローランドとリクシルが共同開発したトイレ用音響装置「サウンドデコレーター」。流水音を流す装置ですが、ローランドと協力することで「心地よい」というものしたそうです。
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2018/020_water_0130_01.html
すでにカタログには載ってるものですが、これを実際に設置するにはどういった配線が必要でしょうか。ニュースサイトでは、導入方法による3タイプの違いや実際に導入する方法について全く触れておりませんので簡単に解説します。
・オートタイプ 埋込み型 KS-621
・オートタイプ 露出型 KS-622
・手かざしタイプ KS-623
この製品は基本的には業務用途で多人数が使う場所用です。この3タイプのうち、オートタイプは100V電源を使って常時人のいるいないを監視し、近づいたら音を流すタイプです。2つの違いは埋め込み設置か露出設置の違いです。広告の写真は露出設置のようなのと、設置の簡単さからいっても露出設置がほとんどのような気がします。
手かざしタイプは電池式です。配線不要で取り付ければすぐ動作するタイプです。ただ、自動で鳴らず手をかざす必要があります。常時人がいることを監視すると電池じゃもたないのかもしれません。
設置ですが、手かざしタイプはそのまま壁にくっつければいいのですが、オートタイプはここまで電源線を引いてきます。電源は設計書を見るとVVF 1.6mmまたは2.0mmの2芯でよいとなっています。電源線を引っ張ってくるため、リフォーム時などしか設置しにくいですが、すでにトイレの壁リモコンが電源を引いてくるタイプなら分岐させればよいです。
まだ、電気設備のお店の販売リストには載ってないようですが、発売されれば単品でも買えるようになると思います。