中国ブランドのスマートホーム/スマートハウス機器はすごい、今すぐなんでもできそう
スマートホーム/スマートハウスといっても、スマートスピーカーが置いてあってエアコンが付いたりテレビが付いたりするくらい。照明となるとフィリップスのHueを使うという方法が有名ですが、電球タイプなので制約も多いのと、いちいち声で操作なんか待ってられません。
そこで中国ブランドです。今回は紹介だけにとどめますが、彼らはすごい。中国製は……とか中国ブランドは……という偏見のある人はここから先は読まなくてかまいませんが、彼らの「あったらいいな」を確実に形にしていく点は本当にすごいです。品質の面でも、ちゃんとしたものも作れれば、コストに応える形でそれなりのものまで、柔軟に対応できる点は冷静に評価すべきです。
まず、スマートホーム/スマートハウスを手軽に実現する始めの一歩はスマートプラグやスマートコンセントと呼ばれるものの活用です。
でも、これ、使いみちって意外に少ないです。コンセントのオン・オフで電灯のオンオフに使うには意外に面倒です。
そこで中国ブランドの「SONOFF」では家に内蔵するタイプもしっかり用意しており、これなら埋め込みも簡単です。スイッチオンオフを並べただけの「SONOFF」というわかりやすすぎるブランドでさまざまなモノを用意しています。
https://www.itead.cc/sonoff-wifi-wireless-switch.html
SONOOFFで、家の電灯に使うはスイッチ「Sonoff T1」でwi-fi(無線LAN)を内蔵、壁スイッチを置き換えるタイプです。スマートホンもスマートスピーカーがなくてもすぐ壁スイッチで操作可能。それでいて必要なときにはネットで遠隔操作ができるというものです。
https://www.itead.cc/sonoff-t1.html
SONOFFは独立したブランドなので対応も全方位です。Amazon Echo、Google Homeはもちろん、IFTTTにも対応するので、さまざまな連携が可能です。
しかも電圧は90Vから250Vまで対応するため、日本の100Vも範囲内です。
そして、ハードウェアのうち、最後のリレー部分などに違いがあるだけで、スイッチをオン・オフするためのチップセットはほぼ同じ。別の製品のファームウェアを書き込んだりする改造も世界中で行なわれていますので、中国ブランドの操作アプリを使いたくないという場合でも、なんとかなる場合もあります。
壁スイッチの設置は、現在のスイッチをそのまま置き換えるわけにはいきません。壁には電極の片方だけが配線されていて、それを入り切りすることで電灯を操作します。したがってこれまでの配線ですと壁スイッチ何に電気が必要なものは使えません。
そこで、これからはスイッチ部分に電源線の両方が来ているように配線をしておく必要があります。
なお、これらの製品は電源部分にPSEもなく、無線通信部分に技適もありません。無改造で使うにしても汎用のネットリモート製品は安全面から歓迎されない傾向があるため、活用は難易度が高いと覚悟すべきでしょう。私も基本的には国内の使用ルールに適合しない製品をオススメしませんし、電気工事士が電気工事する場合はPSEマークのないものを使ってはいけないからです。
そして、壁内蔵のUSB電源と同じですが、電源に直接接続する機器は漏電チェックの際に切り離し工事が必要になる場合があります。これも注意してください。