Nature Remoの障害は、IoT機器はネットやサーバーの信頼性に依存するという教訓に

12月20日から22日にかけてスマートリモコンの「Nature Remo」に通信障害が発生し、一時的に操作ができない事態になりました。IoT機器はネットやサーバーにトラブルがあると使えないということを身をもって体験した人も多いと思います。

参考:
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1812/25/news080.html

つまり、インターネット回線やサーバーに障害があると使えないということです。あまり依存度を高くするのは危険です。たとえば、トラブルを報じる記事にあるように、Nature Remoに依存しきって本来のリモコン機器を使える状態にしていないばかりに、エアコンの操作ができないというのは非常に危険です。

テレビならまだ大丈夫かもしれませんが、エアコンの場合、空調がないか調整が効かないことで健康被害が起こったりします。また、停止できないためにコンセント抜きはしてはいけない機器も存在します。停電対策のために大きな問題にならないようになっているのですが、例えば停止指示をした後にに冷却や後処理をするような機械の場合、寿命を縮めることになりかねません。

こういった問題はNature Remoに限ったことではありません。例えば、IFFFT経由で何かを制御している場合、IFFFTに障害があれば使えません。スマートスイッチも同じサーバーを使ったスマートスイッチ同士で連動などをしている場合も使えないことになります。

そういった場合を考えて、使えない場合もあることは想定して使用したほうがいいでしょう。また、スマートスイッチであればSONOFF、SmartLife、TP-Link、Merossなどがありますが、信頼性や継続性を考えて選ぶ必要があるかもしれません。

なお、電気じかけの家的には、SONOFF、SmartLife、TP-Link、Merossの信頼性については、SONOFFが少し怪しいときがあるものの、現在使っている限りあまり差はないと感じています。

SONOFFの場合、たまにアプリ上でネットワーク未接続になることがあります。個別の機器がネットにつながってないというわけではなく、アプリに表示が出るので、おそらくサーバー側の問題かもしれません。

Nature Remoの障害は、IoT機器はネットやサーバーの信頼性に依存するという教訓に” に対して2件のコメントがあります。

  1. hogoneko より:

    Nature Remo ユーザーです。Remoはコマンドが正常処理されないと、Remo内部で保持しているようで、障害から復旧したときに一気にコマンドが実行されます。タイミングによっては留守中に暖房がONになる可能性もあります。ちょっと危ないシチュエーションもあるかもしれませんね。Remo自体はとても気に入ってるので今後改善されて良い製品になるよう期待はしていますね。

    1. アバター画像 電気仕掛けの家 より:

      コメントありがとうございます。そういう動作なんですか。今回のをもとにうまく改善されるといいですよね。例えば、ネットワークトラブル後の処理方法を設定できるようにして、トラブル中のコマンドを破棄するとか、順次処理するとか、全く別のバッチ動作をさせるのかとか、選べるようにすれば、けっこうな問題は回避できそうです。ファームアップでできそうに思うんですが。

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