楽天モバイルに加入するならどの端末を選ぶか? Rakuten HandかAQUOS sense3 liteか
楽天モバイルのRakuten UN-LIMITの利用法として、加入するならまずはスマートフォン付きで開通しておいたほうがお得なばかりでなく、試す上でも便利そうです。となると、今現在(1月19日)現在、お得なのはRakuten HandかAQUOS sense3 liteということになります。
最もお得なのはRakuten Hand
条件的に最もお得なのはRakuten Handです。税別1万8182円、税込で2万円という価格に対して、回線加入で5000ポイント、購入で1万9999ポイントの還元があります。一度は2万円を払わないといけませんが、楽天ポイントの使いみちがあるなら差し引き0円を超えて約5000ポイントが儲かる計算になります。ただし、もらえるポイントは期間限定ポイントなので、無期限のポイントと違って近い道や期限に制限がありますので注意が必要です。
Rakuten Handのよいところは安価な機種にしてはプロセッサがQualcomm Snapdragon 720Gを搭載していて性能面で充実しているところ。Snapdragon 720Gはハイエンドまではいかないにしても、ミドルハイのかなり上のもので、少し前のハイエンド機よりも性能は上です。
そのうえ、Felica(おサイフケータイ)対応で交通機関のICカードに対応するほか、今どきのスマートフォンにしては129gと非常に軽量なところもプラスです。画面は5.1インチの有機ELで今どきのAndroid機にしては小さめのほうですが、コンパクトという見方もでき、さらにプラスと捉える人も多いでしょう。iPhoneと比べればあまり気にならず、iPhone SE(2020年)よりもタテ方向にひと回り大きく、画面解像度も同等といったところです。
RAMは4GB、ストレージは64GBとAndroidのエントリー機としては標準的。防水防塵はIPX2/IP5Xなので、日常生活防水程度なので、取り扱いには気を使いますが、性能も十分でコンパクト、その上でお得な条件で手に入るのですから十分ではないでしょうか。
防水性能重視ならAQUOS sense3 liteだが……
一応比較しておくと、次にお得なのがAQUOS sense3 liteです。税別2万3619円、税込で2万5981円という価格に対して、回線加入で5000ポイント、端末購入で1万5000ポイントの還元です。ポイントを引いたとしても5981円がかかってしまうことが残念なところです。
しかも、楽天モバイルで提供されるAQUOS sense3 liteは「lite」が付くとおり通常のAQUOS sense3に対して機能が削られています。プロセッサはQualcomm Snapdragon 630ですからRakuten Handより性能はひとまわり下です。発売時期も少し前なので、Android OSのサポートも少し短いかもしれません。
どうしても防水などが必要でしたら、AQUOS sense3 liteですが、そうでなければRakuten Handのほうがいいでしょう。
Rakuten HandはeSIM対応機で、他事業者でも使える
Rakuten HandのSIMは物理SIMでなくeSIMです。ネットから情報を読み込ませて使うもので、現在、国内事業者では楽天モバイルのRakuten UN-LIMITと、IIJmioのみです。ただ、auとソフトバンクの新しい格安プランでの対応を予定していますし、他も対応が進むことは必然です。乗り換えたら使えないということもないでしょう。モバイルでの周波数対応でもドコモ、au、ソフトバンクの主要周波数に対応していますので、こちらも問題ありません。
そして、Rakuten UN-LIMITならeSIMと物理SIMの変更が簡単かつ無料です。もし、別の機種で使いたくなったり、固定回線利用とするためモバイルルータなどで使いたいとなった場合には簡単に物理SIMを発行してもらえますので、安心です。
今、楽天モバイルのRakuten UN-LIMITに加入するならまずは条件のよく、かつ、性能も十分でまともに使えるRakuten Handではないでしょうか。