ガス給湯器が壊れたら、交換やエコキュートにする前にチェック!
ガス給湯器の故障はけっこうあるみたいです。10年が寿命と説明書には書いてあり、数年ごとに修理を繰り返している人もいます。
故障の内容をググった限りでは基板故障やリモコンなので、10年以上たっていればどちらも交換用パーツがないので修理不能になり、給湯器自体を交換することになるようです。
ここ20年くらいは1穴式の給湯機がほとんどなので、比較的簡単に最新製品に交換できます。製品も多数出回っており、大きめの24号サイズ、省エネタイプのエコジョーズのフルオートタイプでも業者を選べば総額約10万円で新品交換は可能です。
また、給湯器の故障がリモコン部分と判断され、ヤフオクで世代の古い中古のリモコンを購入して交換してなおしてしまう人もあるようです。
しかし、ちょっと待ってください。ググっていくつか見つかった事例では電線自体の接触不良もあります。先日、自分の周りでも緑錆だらけの配線を磨いてつなぎなおして元どおりという例があります。中古に取り替えた人でも、配線をつなぎなおしたことがなおった原因ということもありそうです。
冒頭の写真は応急処置をしたノーリツの給湯器のリモコン向けの配線です。圧着端子がなかったので真っ黒に錆びた部分を切り取ってネジに締め直しただけですが復帰しました。元々は一番右のように銅線を長く剥いてビスに絡ませていただけで、錆びて接触不良になっていました。この後、圧着端子を用いて処理したいと思います。
ここで使っているVCTというケーブルは電線が細かい銅線の集まりなので毛細血管現象で中まで水分が伝わっていきます。ここは空気や湿気に触れないでほしいのです。しかし、端子部分は外側にプラスチックのフタがしてあっても内部から空気が流れてしまう構造です。屋外設置の機械で温度変化も激しいので、ここは最重要チェックポイントにしておきたいです。
これでもなおらない場合は、基板を直せる人は直してもらってもよいのですが、それが無理ならまるごと交換です。この機会にエコキュートにするのもよいですが導入コストを考えるとガスのまま交換もありでしょう。
DIYが得意な人でも給湯器を交換する場合は、ガス管の接続だけは専門業者にやってもらう必要があります。末端のガス管の再利用ができないことから交換となり、専門業者しか支給されないガス管も含めて1万円は覚悟する必要があります。それならば安いところだと2万円くらいから交換作業をやってくれる業者もあるので、安く本体調達して業者にお願いするのも良さそうです。