テレワーク/リモートワーク時代にネット回線選び【固定回線編】
楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」で家の固定回線を代用するという方法を考えていますが、現実問題としてエリアの問題からその手が使えるはごく一部の人です。そこで、テレワーク/リモートワーク時代に向けたインターネット回線を考えるのですが、いくつか方法があります。
素直に光ファイバーがおすすめ
まず光ファイバーを引くことです。では、どのプロバイダーがいいのかというと、これも一概には言えません。無難中の無難ならばOCNで「OCN 光」を申し込んでおけばいいでしょう。「光コラボレーション」が始まってからは申込方法がシンプルになっており、OCNに申し込めばいいだけです。
ほかをどう選ぶかは、ほぼ全国的に光ファイバーを誰の設備を使うかで2.5択になっており、それによって自分の家で使えるかどうかが決まり、さらにどこのプロバイダーにするかということになります。
2.5択というのは、NTT系のフレッツ何々というのと、NTTの物理的な光ファイバーを使うNURO、さらにKDDI(auひかり)と2択+NUROというところからです。
例えば、これらのサービスが引く光ファイバーは別々で、フレッツ何々同士のサービスの乗り換えでは工事不要ですが、フレッツ何々のサービスからNUROに乗り換えるときは光ファイバーは引き直しです。
そして、プロバイダーによっては、回線の選択肢は1つではなく複数あることもあります。非常にややこしいです。
選び方は、まずは条件のいいところで
プロバイダーとは、IIJやBIGLOBE、Niftyなどがあり、もちろんOCNもauもNUROのSo-netもプロバイダーです。現在のインターネットプロバイダーの役割は、自宅までの物理線(前述のNTTやらKDDIやら)を手配しインターネットへの接続をします。そして、プロバイダーの良し悪しはふつうの人ではわかりませんし、日々変化し、新型コロナウイルスの影響で家ごもりにシフトしているため、これまでの常識が通用しなくなっています。
よく速度が速いところがいいと言われますが、例えば一般的に遅いと言われてるところでも単に速度測定サイトの数字が遅いだけであって、安定度が抜群で実際には何のストレスなく使えるというところがあります。
反対に速度測定サイトではいつも高速な数字でも、どうも安定していなく、データもなかなか流れはじまらず、結果的に何もかも時間がかかるところもあります。なぜか速度測定サイト向きの速度が早いながらも他のサイトへの速度とは別というプロバイダーも存在すると言われています。
また、光ファイバーの物理的な線がNTT系であればどれも同じだという人もいますが、NTTのフレッツ何々の場合、接続点から先はプロバイダーによって違うので速度や安定度はまちまちです。すでに必須になりつつあるIPv6への対応もさまざまです。
一方、NUROやauひかりはどのプロバイダーでも経路が同じように見え、どこでも同じという考え方もできますが、プロバイダーごとに速度を調整することはできなくありません。これも同じとは言い切れないでしょう。
であれば、技術部隊がしっかりしていそうで、名のしれた安いところから選んでしまうしかない、ということになります。当然当たり外れはありますが、あまりひどいところもないからです。
安いというのは月々の料金もそうですが、初期費用や加入時にもらえるインセンティブも含めて条件のよいところです。
ただし、いくつか注意することがあります。自分の家が対応エリアかどうかはプロバイダーのWebサイトで検索できます。エリア外では申し込めません。そして、途中解約時の費用です。高額インセンティブのところはたいてい違約金も高額です。加入し続ける自信があるかどうか、途中で違約金があったも大丈夫かどうかをよく計算しておくといいでしょう。
なかでもKDDI(auひかり)は撤去工事が必須条件です。数万かかるのでそれも忘れずに入れておきましょう。NTT系は撤去工事は強制されませんが、回線が放置されます。どうしても気になるなら撤去工事について事前に確認しておくべきでしょう。
ケーブルテレビは……
次に固定回線のひとつにケーブルテレビがあります。残念ながらすでにケーブルテレビのネット回線は役目を終えたと言っていいでしょう。テレビと一緒ならお得という条件の人ならいいですが、無理に一緒にする必要はないですし、そのコストは配信サービスの費用にまわしたほうがいい人もいるかもしれません。
そのほかのネット回線といえば、ADSLがありますが、ADSLはすでに2019年のうちに新規申込を終了しています。特に戸建て住宅においては絶対的に低コストのネット回線だったのですがもう申込みできません。1000~2000円程度のプランを使い、速度に特別の不満のない人はサービス終了まで使い倒したほうがいいでしょう。反対に4000円程度のプランをまだ使っている人は乗り換えたほうがいいでしょう。
モバイル、無線系は次回へ
モバイル回線や無線の回線を使ったものは次に考えます。工事不要なことが多いのですが、デメリットもあります。