電気自動車はタダで体験できる、リーフ一泊二日の体験プランを考えてみた
電気自動車の充電設備は簡単と書いてますが、やっぱり実際に体験してみるのがいちばんです。もし、最初から電気自動車の充電が標準装備の家なら一度くらいは使ってみたいと思いますので、日産に申し込んでリーフの体験をすることをオススメします。
https://ev2.nissan.co.jp/LEAFMONITOR/
ただ、今の体験モニターは一泊2日なんですね、旧型リーフのモデル末期は1週間モニターだったことに比べると人気があるんでしょうか。1泊2日だと充電回数も少なく、できることも限られるので、将来、本当に電気自動車を導入する人のための体験プランを考えてみました。
事前準備として、借り出しの時間を午前中、返却を夜ということに調整しておきましょう。もちろん自分のスケジュールも。そして、充電体験をメインにするのならば、カラとは言わないまでも借り出し時の充電容量をできるだけ少なくして欲しいといった要望を出しておくことも重要です。何も言わなければ満充電で貸し出しになるはずですから。
1日目
早い時間に借りて、まずは電費などのメーターをリセット。走行距離などをメモしましょう。
それが終われば電気自動車自体を体験。e-Pedalの体験はひとまず置いておきます。まずは加速の鋭さと変速のない途切れない力の出方などをがんがんやってみて、電気自動車の楽しさを体験してみましょう。
新型リーフの場合、航続距離は400キロとなっていますが、電気自動車の特性として加速体験をすればするほどガンガン減ってきますので、小一時間乗って半分まで減らすことも可能といえば可能です。
どこかで急速充電する場合、80%を超えたら充電速度はぐっと落ちます。満充電に至るまで体験したいなら別ですが、あまり充電速度が早くないと感じるかもしれませんので、容量が増えたら充電は遅くなると認識した上で充電してください。
そのためにも、初日から電気をガンガンへらすようなドライブ行程を組むのが一番です。どちらかという巡航よりも加速、一般道よりも高速道路でしょうか。
1日目の夜は自宅で普通充電をしてみましょう。HEMSなどが導入されているのであれば消費電力を見ながら。充電時の消費電力は3kWを少し欠けるくらいですが、IHや電気温水器、空調の同時利用でブレーカーが落ちないかのチェックもするといいでしょう。
普通充電の場合は満充電までだいたい一定ペースです。充電量は新型リーフなら40kWhですので、バッテリーの劣化がない状態で残量40%ならあと24kWh入る計算になります。3kWで充電すると8時間連続で電力消費しますので、そのつもりでいてください。
なお、バッテリーが劣化しているとこの計算が変わってきます。
2日目
満充電になったので、通常走行でバッテリーの減り具合を確認していきます。クルマの特性にも慣れたと思うので、ふだんどおりの加減速ができると思います。
それで、どんな走行したら電費がどれくらい、ということを確認しながら走行するといいと思います。渋滞、高速道路、山道、多人数乗車などです。これによって、どんな走行をしたらどのくらいの電気消費で航続距離が自分の場合どうなるかの判断できるデータになります。
おそらくこのデータ取りがいちばん重要です。
電気自動車を導入するかどうかで最も重要なことは航続距離です。日頃の通勤や買い物ならば問題にならないですが、家族のクルマとしては休日の小旅行に対応できるかどうかも重要な問題になってきます。例えば、50km離れたアウトレットモールの往復ができるのは当然としても、渋滞、エアコン、多人数乗車、高速道路走行といった悪条件が重なっても対応できるかどうか、そそれがデータ取りによって分かってくることだからです。そういうデータを上げてる人もいますが、自分でとったデータでないと役立たないこともあるので、目盛りが減っていくのを体験しながら自分でデータをとってみてください。
そんなことを堪能して、最後に充電スポット探しをして、急速充電を体験、返却します。そのまま次の人に貸すわけでもないはずなので、カラで返却してもいいですが、貴重な充電体験はしておくべきです。
借りた日産のお店で充電するならカラで返却してもいいですが、充電カードも同時に貸し出されていてNCSのスポットで充電できるなら、コンビニやその他の施設で充電し、充電時間の過ごし方も含めて体験するといいと思います。
日産のお店でも別のところで充電して、どういう対応がされるかも体験するのも面白いです。混雑してない営業時間ならいろいろサービスしてくれるかもしれませんし、購入店の判断要素になるかもしれません。
以上です。
ぜひ、楽しんでください。