電気自動車の6kW普通充電に便利なCEEプラグの230V32Aタイプを買ってみた

電気自動車の6kW普通充電をする際、現時点で最もリーズナブルなのが6kW普通充電に対応した充電ケーブルを用意し、対応するコンセントを設置するという方法です。

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そして、6kWに対応する充電ケーブルのプラグはCEEプラグということがほとんどで、CEEプラグのなかでも250V32Aに対応する大型の青いCEEジャックで給電するということが簡単な方法です。

そこで壁に設置することを想定してCEEジャックの230V32Aタイプのもののサンプルを取り寄せてみました。数ドルの激安品なので、高級品よりも簡易で作りもよくなさそうですが、紹介します。

ちなみにCEEプラグは赤、青、黄色とあります。色は電圧や相の違いで黄色が110V、青が230V、赤が400V(三相の230V)となります。耐久電流はプラグの大きさによって決まりますので、同じ青いプラグでも細い16Aと太い32Aのものなどバリエーションがあります。

これがCEEプラグの230V32A仕様。

背面はキャップのみ、防水にはひと工夫が必要かも。

防水仕様なのですが、フタにはパッキンがありません。バネで強く押さえられているのでおそらく水は入ってこないでしょう。

横にしてみると、このとおり。4本のビスでとめられます。

カバーをはずしたところ。

ケーブルはここに装着

ケーブルの固定はネジ止め。アースだけネジが2つです。

ここにケーブルを差し込んで、ケーブルはネジで止めます。8sqくらいはいけそうです。

端子部分を外して裏側。ここからネジ止めしますが、スチール製のようなのでトルクもかけられます。

差し込み部分です。アースがいちばん太そうです。

これを壁に設置すれば、欧州向けの6kW普通充電ケーブルを使って電気自動車の充電ができそうです。ただし、PSEマークがないので設置してくれる電気工事屋さんはないはずです。彼の地ではふつうに使っているものなので、きちんと設置すれば安全なはずですが、国内法規的には問題があることだけは注意してください。

ちなみに、250Vでなく230Vでした。

電気自動車の6kW普通充電に便利なCEEプラグの230V32Aタイプを買ってみた” に対して4件のコメントがあります。

  1. 八木進一 より:

    大変勉強になりました。このコンセントは、どちらでてにはいりますか?

    1. アバター画像 電気仕掛けの家 より:

      コメントありがとうございます。AliExpressあたりで 「CEE 230V32A」あたりのキーワードで検索するとたくさん出てきます。形状もいろいろなので、ご希望に合わせてお選びください。

  2. Elektriker より:

    私はこのプラグ/ソケットを大型のスライダックに使っています。NEMA/JISのプラグと比べると、余裕があり、安全性が高いです。

    1. アバター画像 電気仕掛けの家 より:

      コメントありがとうございます。NEMA/JISに比べて接続したときにグラグラしないのがいいですよね。

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