スマートスピーカーで注目すべきはLINE Clova、なぜなら天気予報の応対が充実
スマートスピーカーはGoogle HomeかAmazon Alexaの事実上2択になっていますが、LINE CLOVAはぜんぜんダメかという意外に使えます。そこでLINE CLOVAも見直してみるといいと思います。
まず、大前提としてGoogle HomeやAmazon AlexaからLINE Clovaに置き換えるという話ではありません。スマートホームとしてもGoogle HomeかAmazon Alexaでないと使い物にならない面もあるので、すでにあるなら追加するということです。
LINE Clovaのなにが便利かというと天気予報の応対が充実しているからです。「今日の天気は?」と聞けば、天気予報をひととおり返してくれるのはGoogle HomeやAmazon Alexaも同じです。
しかし、LINE Clovaがすごいのは「今日の花粉は?」というのに対応しているほか、「雨が降るのは何時から?」「降水確率は?」といった細かい応対にも対応します。
情報が細かいだけでなく「降水確率は?」だけ聞けば「○○%です」だけ答えてくれるので時間短縮になります。朝、駅の電車の時刻が迫っていて1秒も惜しいときには便利です。
また、Google HomeやAmazon Alexaは「晴れのち雨」という予報だとしても何時から雨が降るのかは答えてくれません。画面付きスマートスピーカーなら画面に表示されますが、画面を見ないで声だけで情報がほしいときもあり、LINE Clovaなら降る時刻を答えてくれます。
また、LINEのメッセージの送受信にも対応します。音声でやりとりできるのもLINE Clovaならではの使い方です。
もし、スマートスピーカーに飽きてしまい、天気予報やニュースを聞くくらいしか使っていないなら、なおさらLINE Clovaが便利です。
そして、LINE Clovaの機器は、人気を反映して非常にお得に購入可能です。もっとも手軽なClova Friends miniでは2000円程度から手に入れることが可能で、少し大きくバッテリー内蔵のClova Friendsも少し高いくらいです。赤外線リモコンアダプターのClova Friends Dockがセットで売られていることもありますが、あまり金額が変わらないならセット購入がおすすめです。
|
|
しかし、おすすめはもう少し大きいClova WAVEです。大きいといっても直径15センチほどの円柱で、デザインも部屋に溶け込みやすいものです。
上質なスピーカーを搭載しているだけでなく赤外線リモコンを内蔵しているので、Clova WAVEを買えばテレビなど赤外線系のリモコン操作ができるからです。Clova FriendsとClova Friends Dockの両方を買うよりも安くなることもあります。
スピーカーはBluetoothスピーカーとして使うこともでき、ペアリングも音声で指示できますので、手元のスマートフォンをさわるだけでペアリングして音楽再生が可能です。スマートフォンで聞ける音楽ソースならすべて対応することになります。
|
さらに上位の画面付きのClova Deskがあります。LINEビデオ通話ができてしまうのはClova Deskだけです。ただし、価格が少し高いので気軽に買えないかもしれません。定価で2万8050円ですが、公式で1万円以下で放出していたこともあり、安く買える機会があるかもしれません。
なお、LINE Clovaでもスマート機器の操作は可能です。Smart Life系やeWeLinkと連動しないのは残念ですが、TP-LinkのCASA、Meross、そして岩崎電気のLink-S2に対応します。場合によってはこれだけで事足りるかもしれず、意外に便利なのかもしれません。