ピクセラからUSBドングルの「PIX-MT110」が発売予定、既存品に比べてauとソフトバンクの周波数対応とnanoSIM化
ピクセラのLTE対応USBドングル「PIX-MT110」が2020年秋に発売されると予告されました。USBドングルとなっていますが、本体にSIMを挿入、PCなどのUSB端子に接続することで、すぐネットに接続できるモバイルルータで、USBによる有線接続だけでなく、無線LAN(Wi-Fi)親機にもなっているため、そのままモバイルルータとして利用できます。
https://pixela-group.jp/press/2020/20200623.html
なぜこれを紹介するかといえば、便利なのは電源スイッチがないため、USBポートに電源供給がされるかどうかがオンとオフの切り替えになります。SIMを挿入してモバイル回線を使うルータのなかでは、電源供給でオンオフができる機種は貴重だからです。
何に役に立つかといえば、コンセントの抜き差しで起動ができるため、全く詳しくない人に電源の入り切りで起動や再起動を頼めます。モバイルルータの長押しで電源オンというのは、人に頼むのはなかなか難しいものです。
既存の「PIX-MT100」もUSBドングルで使い方に違いはありませんが、新型ではバンド18やバンド8といったauとソフトバンクのいわゆる「プラチナバンド」に対応します。そのため、楽天モバイルでもフルに使える「はず」で、家回線をモバイルで代用するため機器として注目に値します。そしてもちろん、質のいいモバイル回線としてUQモバイルやワイモバイルを使う場合にもより安定して利用できるようになります。
また、従来の「PIX-MT100」でも重宝されていましたが、車載用のUSB電源アダプターと組み合わせて、クルマのアクセサリー電源オンでモバイルルータ起動、キーオフでモバイルルータ終了ということにも応用できます。車載Androidなども注目を集めていますし、車内で無線LAN(Wi-Fi)接続が必要な場面が増える場合に、いちいちモバイルルータの電源を入れ直しする必要がなくなり、便利に使えます。
肝心の価格ですが、既存のPIX-MT100がテレワークバブル前はいまよりももう少し安く売っていたので、同じくらいになればいいなと思います。
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