8月からの電気代が高いと話題ですが、実は6→7月より値上額は低い……が

一般ニュースでは2022年8月の電気代が大代を超えたなどと騒いでいますが、実はこれ、冷静にみないといけません。なぜか、「平均モデル」の影響額だけ見ているという不可解な報じ方のため、急激に高くなった印象を持ちますが、実際は東京電力エナジーパートナーの燃料費調整単価が95銭/kWh上がったということになり、6月から7月にかけての燃料費調整単価が1円18銭上がったことに比べれば少し値上げ幅は和らいでいるということになります。

燃料費調整単価とは、使用電力量に応じて課金されます。たとえば、ある料金プランの電力単価が1kWhあたり30円とした場合、それに燃料費調整単価が足された額、つまり8月でいえば30円95銭/kWhが実際の電気代になります。燃料費調整単価は実際に契約している電力会社それぞれなので、自分の契約している電力会社に確認してください。ですが、ほぼ、大手と同額です。

東京電力エナジーパートナーの燃料費調整単価は、一般家庭に関係のある「低圧」で見た場合、最近は以下のようになっています。

8月 5円10銭
7月 4円15銭
6月 2円97銭
5月 2円74銭
4月 2円27銭
3月 1円83銭
2月 74銭
1月 -52銭

最近ではいちばん値上げりが大きいのは1月から2月にかけてと、その次は6月から7月にかけてです。そして、1月より前は単価がマイナスになっていました。燃料費が安かったということです。

ちなみに、2021年8月は-3円11銭です。1年前に比べると8円21銭値上がりしていることになりますので注意が必要です。1カ月に300kWh消費するなら2463円高くなっていることになります。冒頭でマスコミの報じ方について言いましたが、支払い額としては同じだけ使えば上昇が続いていることは間違いありません。

そして、もっと注意しなければならないのが、燃料費調整単価の算出は、貿易統計価格の3~5カ月遅れだということです。2022年8月の燃料費調整単価は2022年3月から5月のもので、6月以降の変動は9月以降に反映ということになります。

暖房まで電気の家は、冬場のほうが電力消費が多いかもしれません。12月の燃料費調整単価は7~9月の燃料価格ですから、そろそろ落ち着いてもらわないと冬場は本当に辛くなりそうです。

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