電気自動車を家で充電する場合、電力会社との契約はどうするか

電気自動車の充電の話が出ると時々見かけるのが電力会社との契約がどうなるか、という話。基本的に電気自動車だから必要な契約はありません。200V 30Aを一晩流すことに応じて調整が必要な人は見直せばいい話です。

最低限必要なのは充電コンセントを付けることです。基本は200Vなので東京電力管内なら契約容量が30Aを超える契約の家なら単相200Vがひいてありますので200Vはすぐ取れます。設置場所によって充電コンセント設置費用は大きく変わりますが、必須の部材はコンセントとケーブルですが、短めでケーブルの取り回しがうまくいった場合で最低で3~4万円という感じです。

 

 

契約容量が30A以下の場合でも単相200Vで引いてあることがほとんどですが、古い家では単相100Vで引いてある場合もあり、単相100Vだった場合は単相200Vに変更する工事が必要です。家の構造や変更の際に生じるいろいろなことがあり、費用には幅があります。最低なら10万円以下で収まることもありますが、これで済むのは分電盤から引き込み点までが短く、ケーブルの交換が容易で電気工事店が良心的というレアケースでしょう。通常15万円程度は覚悟が必要で、もっとかかる場合もあります。送電会社による電柱からのケーブル張替え(東電は無料)もあるため、工事完了までの時間は1カ月以上かかることも通常です。

次に200Vが引けたとしても一晩中200V 30Aが流せるように設備と契約を整えます。東京電力管内で、IHを使わない場合で50A程度の契約なら、充電中の電気器具と使った調理や複数のエアコン利用を制限する必要があります。エコキュートも動作時間と充電時間の調整が必要です。

IHクッキングヒーターを使い、エコキュートのダブりもなく使いたいなら60Aやその上、8kVA、10kVA、12kVAなどの契約が必要です。

ただし、60Aよりも上にする場合は分電盤と引き込み点までのケーブルの太さに注意が必要です。電気設備をケチった家では60Aまでしか使えない幹線の場合があります。その場合は幹線張替えが必要で、簡単にケーブルの差し替えができる家ならすぐですが、壁壊しが必要な場合、電気工事店だけの問題ではすまなくなります。

さらに、60Aよりも上にするときは、場合によっては電柱から引き込み点までのケーブル張替えも必要になります。これは送電会社の問題ですが申込から工事まで時間がかかります。費用については東京電力の場合は無料です。

これに関連して分電盤に空きブレーカーのスペースがない場合や、分電盤容量を超える場合は分電盤交換が必要です。10年オーバーの古い分電盤ならこれを機会に交換もおすすめです。

最後に電力の料金プランです。オール電化用や東日本大震災から電力自由化までに設定されていた夜間が激安のプランはもう申込できません。夜間が少し安いプランがあるのですが、電気自動車の充電での利用度合いなどから判断して安くなるようなら夜間が安いプランを選んでください。

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