Qrio導入後……
Qrio Lockが届き、早速設置しました。噂どおりのモノかもしれません。家の鍵でセキュリティーの要なのに、設計者に基本的な考えがずっぽり抜けているというのが総合的な感想です。
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例えば、鍵がかかっているかどうかの把握が全く信用できません。
Bluetoothで接続しているときはほぼ合ってます。しかし、外出してしまってBluetoothに接続されていないときはQrioHub経由で情報がわかるはず。ところが、Qrio Hubの信頼性が乏しく、接続不安定だったりします。そこまでは無線のトラブルもあるので(許せないけど)許しますが。
ひどいのその先です。Qrio Hub経由で情報がとれてないにものかかわらず、外出先でも「しまっています リモート:オン」と表示されるわけです。接続されてなく、状況が把握できないならこの表示はそのように出るべきです。
そして、Qrio Hubが正常に接続されているかどうかも状況確認ができません。一度リモート設定をしたら、トラブルが起ころうとなんだろうと、ずっと正常を装います。確かめる方法があるとすれば、Qrio Hubの本体LEDがオレンジで点滅しているかどうかしかありません。
そして、履歴も状態把握もかなりいい加減です。Bluetoothで直で接続されていて、アプリの起動直後に接続しています……となって表示すれば正しい状況がわかると思いきや、これが適当。履歴もいつ流れてくるかわからない気まぐれ状態です。だいたい、施錠と解錠は交互に現れるはずなのに施錠が並ぶとか解錠が並ぶということも普通にあります。
救いは勝手に解錠はしてないと思えること。こんなことが「救い」と言ってしまうほどのレベルなんです。
Qrio Hubについては接続不安定です。無線LANのアクセスポイントを2つ以上試しても同じです。そして、うまく接続できてないアラートがQrio Hubの本体でしか確認できないことです。
Qrio Hubは電波の掴みが悪いというハードウェアの不良で一度は交換してもらおうかと思いますが、たとえ接続不安定なら、その旨がアプリか何かに表示されるべきですし、セキュリティーアイテムなので正常を装うという動作は許されるものではありません。ただ、こんな状況ですし、他の方の書かれている感想を見るとこれでもQrio Hubが「正常」のような気がしてくるくらいなんです。
そもそも、2.4GHz帯の無線LANとBluetoothの同居って難しいんです。5GHz帯に対応するのも電波の通りという面では難しいですが、最新の11acなチップなら少しは改善されていますし、セキュリティーアイテムなので有線LANも付けていいと思います。もともと割高なアイテムなので、そこが若干値段が高くなっても、信頼性が乏しくなるよりはずっとマシなんですが。そういう考えが及ばないのかもしれません。
ということで、しばらくは改善に期待しますが、そもそも設計者の基本的考えが違っていたとしたら、もうだめなような気がします。
ちなみに、玄関の鍵とQrio Hubとの間は1.5mで木の板1枚、無線LANアクセスポイントを1mの至近距離に持ってきても不安定です。これ以上の環境はないようにして試しても同様です。レビューってのはユーザーの取扱不備もけっこう混じってるのですが、今回はそんな甘いもんじゃないようです。
そして、こっちはどうなんだろうと試していき、スマートロックの泥沼にはまったいきそうな気がします。