家庭用の省エネルギー機器を偏見で解説、エコキュート、エネファーム、エコジョーズ

エコキュート

エアコンと同じヒートポンプの仕組みを使った電気温水器。主に明け方に湯を沸かして数百リットルのタンクに貯めておく。

エネファーム

ガス給湯器と発電機が一体になり、湯沸かしと発電が同時にできて効率がいいとされる。「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」という表現をしているが、要は発電機。湯もガスの火で直接沸かすのではなく、燃料電池の熱回収装置の熱を使い、湯をためるので、湯の使い心地はエコキュートに近い。

エコウィル

ガスエンジン発電ユニットで発電してそのときの排熱で湯沸かしする。ユーザーから見た使い心地はエネファームに近いが、燃料電池かガスエンジン発電かが違う。

エコジョーズ

給湯器の種類のひとつで、湯沸かしの際の排熱も使って水を温めるため熱の無駄がない。ガス代節約ができるとしているが、通常の給湯器に比べて少しだけ高いほか、通常の給湯器には必要ないドレン排水を下水に流す配管が必要。排気も温度が低いため扱いが面倒で給湯器の前に必要なスペースは大きい。

エネチャージ

家の設備でいう「エネチャージ」はエアコンの暖房時、ためた熱を霜取り運転に活用するため、暖房中に冷気が出てくる時間が短くなる。パナソニックの高級エアコンなどに搭載。

家庭用蓄電池

太陽光発電の余剰電力を売電せず、蓄電池に蓄えて夜間などに使う方式。FIT終了後の太陽光発電とセットで使うといいとされているが、高価なので得かどうかは検証が必要。

太陽光発電システム

太陽電池を使って発電する設備。通常は系統連系といって電力会社のネットワークと同期させ、連続的に売電や自家消費や電力購入を切り替えていくようにする。太陽電池に降り注ぐ太陽光の量は安定していないので連係は絶対に必要。

V2H

Vehicle to Homeの略でクルマから電気を家に供給すること。これを実現するには双方向に電力供給ができるCHAdeMOのコネクターを持つV2Hシステムを家の電力線に融合させることが必要。システムはニチコンと三菱電機などが提供。

HEMS

Home Energy Management Systemの略だが、本来は家庭内の各家電同士がつながりあって連係した動作をするものだが、そちらはまだ発展途上。実際は家庭に消費電力計が付いてリアルタイムにモニターできるような仕組みや機器を言う。

 

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