停電時はすぐ復旧するが、ガスはなかなか復旧しない。エネファームのメリットなし
電気じかけの家としては、太陽光パネルや蓄電池の導入には慎重にというのが現時点での見解ですが、その手のたぐいでは完全に否定しているものがあります。それはエネファームです。
地震当日の夜の関西電力の情報では、すでに停電しているところはありません。その一方で大阪ガスは停まっているところがたくさんあり、新聞報道によれば「ガス全面復旧は1週間以上先か 大阪府内の約11万戸」となっています。
ガス全面復旧は1週間以上先か 大阪府内の約11万戸
https://www.asahi.com/articles/ASL6L4QDTL6LPLFA01L.html
これは何を意味するかというと、ガスでは災害時のエネルギーにはなりえないということです。ガスが生きていて電気が来ていないという状況はなかなか考えられません。送電線の鉄塔が倒れるなどしても、電気は経路をバイパスしてすぐに復旧することがほとんどで、ガスのように2~3日止まるということもありません。
災害時に役立つことをうたう機器については、今回のような災害時にどうだったか、しっかり見極める必要があります。そうでなければ、明日やってくるかもしれない次の災害時に対し、無駄なもの備えてしまうかもしれません。発生してしまった災害は残念ですが、災害で犠牲になった人のために、この災害の教訓を次に活かす、ということはやるべきだと思っています。
「停電時あんしん発電」を搭載
https://panasonic.biz/appliance/FC/house_06.html