5Gに対応するRakuten UN-LIMIT Vが登場するが、既存の人は慌てることも動くこともナシ

楽天モバイルのRakuten UN-LIMITが5Gのサービス、「Rakuten UN-LIMIT V」をスタートさせます。といっても、何も慌てることもありません。5Gにしたからといって現時点で実質的なメリットはなく、特にRakuten UN-LIMITの場合はデメリットもありません。

サービス名は「Rakuten UN-LIMIT V」ですが、今までも実はRakuten UN-LIMITでなく、Rakuten UN-LIMIT 2.0だったりします。Vは5番目のローマ数字のVで5G、第5世代を表していると思われます。



一般的に5Gといっても、エリアの一部で通信が高速になり、遅延がなくなるというメリットですが、現時点で高速通信を活かせるようなサービスはありませんし、遅延についてもそこまでシビアに遅延を見るサービスというのはゲームくらいです。今後、業務用で遠隔操作などが入ってくるかもしれませんが、システムに組み込まれるだけで、スマートフォン利用者にはほぼ関係のないことです。

速度にしても、LTEであってもその速度をフルに使っているサービスはありません。通信は送り手と受け手があって成り立つものです。アプリのダウンロードにしても100Mbps級でサーバーからデータを送ってくれるわけではありませんし、映像配信はもっともっと低い帯域です。速度計測アプリで数値を見て自己満足に浸るくらいしかありません。

現状、5Gにしたところでなにか実質的なメリットがあるかといえば、無いと言い切れるくらいです。

そして、楽天モバイルの5Gは、既存のRakuten UN-LIMIT 2.0ユーザーもRakuten UN-LIMIT Vに順次移行するとしていますので、4G、つまりLTE端末を使っているなら何も変わりませんし、いつか5G端末を入手したとしても、SIMを差し替えるとエリア内なら5Gでそのまま使えるということになります。新たに加入する人はすべてRakuten UN-LIMIT Vです。

ちなみに、料金もかわらず月額2980円で、通信も通話もし放題というの同じです。無料期間もそのまま継続ですし、本当に何も変わらないのです。

Rakuten UN-LIMITのWebサイトでは既存ユーザーに対してRakuten UN-LIMIT Vへの移行の手続きのページがありますが、これは順次移行するなかで、先行して移行したい人の受付です。手続きしなくても「2020年10月12日より順次自動的にアップグレードされる」となっていますので、今すぐ5Gのスマートフォンを持っているという人以外は手続きしても意味がありません。






 

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