同じSSIDと暗号キーを使ったアクセスポイントに入れ替えると、つながらなくなる問題

無線LAN(Wi-Fi)への接続には、SSIDと暗号キー(パスワード)を使って接続しますが、無線LAN機器を買い替えた場合に、元の機器と新しい機種でSSIDとキーを同じすれば、個々の接続している子機側の設定を変えずにそのまま使えることが多いです。しかし、うまくいかない場合もあります。

同じキーを使ってもうまくいかない場合、これまで経験のある原因は、子機側がSSIDとキーだけでなく、接続している親機のMACアドレスまで記憶しているものがありました。なりすましや、偶然同じSSIDの親機に接続しないためと思いますが、そのことは説明書や仕様書には書いておらず、少々厄介です。

特にIoT機器で表示装置などのないものは接続しているかどうかわかりにくいものですが、うまく接続できない場合は、子機側を再起動してみるてだめなら、設定のやりなおししかないです。

無線LANの到達範囲を広げて安定通信するための「メッシュ」など、ひとつのSSIDで複数のアクセスポイントに接続するような仕組みもある今、SSIDとキー以外に接続情報を持つと接続できませんので、このような仕組みはなくなっているはずですが、一部に存在することも事実です。

経験上、このような仕組みがあったのはネット家電と無線接続のプリンタにありました。いずれも設定のやり直すことで接続できましたが、最初はつながらないことに焦るものです。

もし、再設定をしなければつながらない機器が多い場合は、無線LANアクセスポイントを取り替える際に、新たなSSIDとキーを設定することをおすすめします。ずっと同じSSIDとキーではいつかは狙われてしまう可能性があるほか、メーカー名や通し番号が含まれているような機器に最初から付いているSSIDでは、設定に注意をはらってないと思われ、狙われやすくなります。

なお、スマート機器では、SmartLife、eWeLink、Meross、TP-Link CASA、TP-Link Tapo、Qrio Lockのいずれもアクセスポイントとの接続は、SSIDとキーが合っていればアクセスポイントを交換してもそのまま接続できました。

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