Amazonでよく売られているスマートプラグ/スマートコンセントを分解してみた。TUYAのSmart Lifeアプリ利用品
Amazonでもよく見られるスマートプラグ/スマートコンセントを買ってみました。うまく動いていて何の問題もないのですが、中身が気になったので分解して内部のチップなどを確認してみました。最初に行っておきますが、マネしないほうがいいです。
Amazonでよく売られているスマートプラグ/スマートコンセントを買ってみた。TUYAのSmart Lifeアプリ利用品 ~開封編
まず、分解は非常に面倒です。肉厚なプラスチックのボディはなかなか開きそうにありません。コンセントを挿される側のところに継ぎ目があり、ここからこじ開けてみようと思いましたが歯がたちません。
そこで、元に戻らなくなるのを覚悟で端を削っていくと穴があき、そこからこじ開けるようにすると接着でくっついていた部分がとれました。
リレーと縦に刺さっている通信モジュールが見えます。通信モジュール部分ですべて制御しているのでしょうか。
ただ、ここから先がうまくいきません。壁のコンセントに挿す側の電極はボディにしっかりと止まっていて、基板ごとすっと抜けることを期待していましたが、ダメでした。
そこで、半田吸い取り器でコンセント部分のハンダを吸い取るもびくともしません。両面基板のするホールにしっかり密着しているので、簡単にはいかなそうです。
ここまできて諦めるのもしょうがないので、ボディを壊しながら進めました。基板は薄いので力を入れてしまうともうだめです。少し曲がったかと思ったあとはもう電源をつないでもうんともすんともいわなくなりました。
こうなったら突き進むだけです。コンセントは基板のスルホールでがっちりハンダ付けしているので力を入れたらスルホールごと抜けて基板が外れました。
緑色の基板では、電源とリレーの制御を行っているようです。メインは縦に刺さる基板というかモジュールです。モジュールはShanghai Hylltron ElectricのCDT-N582660-00で、チップなどは金属シールドの下なのでよくわかりません。
モジュールにはWi-Fi無線部とCPUがあってソフトウェアが書き込まれていて、外部のリレーを制御する役割すべてを担っているのでしょう。モジュールにはアンテナも付いていますが、これが意外に高感度です。スマートフォンでさえ到達が厳しいところに置いたスマートプラグも安定して動作するのですから、良いとしか言えないでしょう。
こんな簡単な中身のスマートプラグですが、本体からインターネットに接続して新しいファームウェアをダウンロード、適用することも可能となっています。