壁スイッチのSONOFF Touchを買ってみた ~仮設置編

スマートプラグ/スマートスイッチのラインナップ豊富なSONOFF(ITEAD Intelligent System)の壁スイッチ「SONOFF Touch」が届きました。いよいよ設置といきたいのですが、配線の都合で仮設置してみました。仮の理由は最後のほうで説明します。

まず、壁のスイッチのを外します。もともとコスモシリーズワイド21が付いていました。

 

線を外します。この状態でどちらが電源元かどうかをテスターなどで調べておきます。ただのスイッチではどっちがどっちでも変わりありませんが、壁スイッチには電源が必要なため重要です。電源の元のほうを「in」につなぎます。

なお、SONOFF Touchに接続するには電線の皮むきの長さがだいたい5mmくらいです。通常のスイッチが10mmくらいですので半分くらいにカットします。

電源元がLin、照明側がLoutに接続します。ただ、これだけでは動作しません。Ninに電源のもう片方をつながないとなりません。そして、そもそも照明のスイッチが非接地側にあるとも限りません。通常は非接地側になるのですが、そうなっていない場合もありますので必ず確認してください。

N側は接地側となり、正規の手順で工事されているならばコンセントの裏の配線にはN側は白い線となります。接地側はメーカーによって記載はいろいろですが、パナソニックではWと記載されています。Wとあるほうの送り端子から電源をもらいます。照明のスイッチと同じ系統の子ブレーカーにぶるさがっている回路である必要もあります。

ただし、これは正規に工事されている場合です。コンセントの接地/非接地側が間違っている場合もありますのでテスターや検電器で慎重に確認してください。

その一方で枠のほうを壁に付けておくことを忘れてはなりません。枠が付いたら壁にSONOFF Touchを装着します。

近くのコンセントとの間は壁の中を通せると思ったのですが、途中に胴縁があって通せませんでした。VVFケーブルを外に回して動作確認です。ちゃんと動きました。これで仮設置ということです。実験が済んだらいったん撤去です。このVVFケーブルをちゃんと固定できればそれでもいいんですが。

スイッチの場所の電源確保が第一

VVFを固定したのでは不格好です。何かいい方法を考えたいです。スマートスイッチだけの電源供給なので、細い電線でも容量的にはいいのですが、電気工事の規定では最低でも1.6mmのVVFです。単芯だけのIV線の場合は電線管に収容しないといけないので実際はもっと太くなります。

もっとも、SONOFF導入している時点で内線規程にこだわっても……というツッコミがあるかもしれませんが、ルールと実際の安全を考えれば、ここをきちんとしたいところです。

このようにスイッチに電源をませるかどうかが問題です。胴縁がタテなのかヨコなのかで変わってくることも多いです。導入前にはまずスイッチの場所に電源確保ができるかどうか、それを確認してからのほうがいいでしょう。
普通のスイッチ自体、オンピカやオフピカのランプが付くものあるのでもう少し工夫してSONOFFの動作電力くらい拝借できないかとも思っているんですが、難しいかもしれません。

壁スイッチのSONOFF Touchを買ってみた ~仮設置編” に対して8件のコメントがあります。

  1. icuzac より:

    コメント失礼します。非常に興味のある記事で自宅のiot化を進めさせてもらっています。壁スイッチですが、三路スイッチの場合はやはり対応不可なんでしょうか?自宅がダウンライトばかりで一つ一つsonoff-basicを設置するのもどうかなと思っておりまして。。
    また、対応の商品等あれば紹介していただきたいです。

    1. アバター画像 電気仕掛けの家 より:

      コメントありがとうございます。
      三路スイッチというよりも2つ以上の操作スイッチから1つのスマートスイッチを動作させればいいんですよね。
      たとえば、SONOFF RFで電灯をオン・オフできるようにして、RFのリモコンを2つ登録して階段の上と下に設置する方法。
      もうひとつは、一箇所にSONOFF Touchを設置、もう一箇所はSONOFF Touchを設置。もう一箇所のほうは電源だけつないでおいてスイッチの先には何もつながない。そして、アプリでオンを同期する「シーン」とオフを同期する「シーン」を登録すれば、2つが同期するのでどっちにタッチしても電灯がオンかオフか切り替わります。
      こんなんでいいですかね。あとでまとめさせていただきます。

  2. icuzac より:

    返信ありがとうございます。私は電気工事士の資格をもっていないので、知り合いに相談したところSONOFF Basic?RF?ではそのまま取り付けられないとことでした。詳しいことは私もわからないのですが、我が家の配線が白、黒、赤と3本の線があって、大元の配線を変えて、直接配線をしないと難しいんだとかそんな説明を受けてます。
    説明が下手で恐縮ですが、つたわりましたでしょうか??

    1. アバター画像 電気仕掛けの家 より:

      3路スイッチという用語が出てるので配線がわかっているものと思って話をしましたが、失礼ながら電線の色を指しているようでは、配線はさわらないほうがいいと思います。
      このサイトではスマートスイッチの類は配線の関係から簡単にはつけられないことを再三説明しておりますし、この記事からも、非常に困難なこともわかっていただけると思っていました。

  3. icuzac より:

    度々説明不足でもうしわけございません。。作業は私ではなくキチンと資格をもった方に依頼予定です。経緯をお話しするとiotの壁スイッチをしたいと思い、ifttt連携などしたいなと思いこちらの記事を発見!で、業者さんにSONOFF basicのURLと工事の見積もりをとろうと進めておりました。で、回答が三路スイッチやらの説明を受け、元々の配線からやらないといけないません。家に点検口を作らなくてはなりません、三路スイッチに対応したwifi機器は見たことないです。なんて説明を受けたので、業者さんにもし我が家に簡単に設置できる商品があれば、業者さんにこんな商品ならいかがですか?と依頼するために質問させていただきました。
    新しい記事まで書いていただきありがとうございました!もっと手軽に工事?依頼?できる商品があるときに再検討してみます!興味深い記事が多いので、今後も愛読させていただきます(笑)

    1. アバター画像 電気仕掛けの家 より:

      この手のもので電気工事業者に依頼できるのは今の段階ではパナのアドバンスシリーズ リンクモデルくらいではないでしょうか。理由は電気工事業者に聞いてみてください。

  4. 匿名 より:

    普通に天井裏のジョイントから電源を分けて壁の中を落としてくれば良いのでは?
    これでは無資格の違法施工みたいで、とてもスマートには見えませんよ。

    1. アバター画像 電気仕掛けの家 より:

      ですので「仮設置」って記してあり、この状態はすでに脱してます。
      それから、簡単に線を引き回せない家や壁の構造はたくさんあります。みなさん苦労されているからこそ、2線式のものが出たりしています。

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